XOOPSと甘い言葉

「誰でも簡単にポータルサイトが構築できます！」と言うのが
XOOPSの売りですが、単に構築するのと本当に欲しいサイトを
作るのはまったく別です。

「本当に欲しいサイト」が簡単に作れると思ってインストール
してみたいけれど、放置になっている人がとてもとても多いような
気がします。それに、「単に構築する」レベルでも簡単には
行きません。ある程度は知ろうという姿勢が必要です
（つまりは、努力無しでは何もできないという、ごく当たり前の
事です）。

私は以前にパッケージソフトのカスタマイズという
仕事をやっていました。「短期間で高性能なソリューション」と
言うのがパッケージのウリですが、これを聞くと鼻から牛乳が
吹き出そうですよ。そんな便利なものはありゃしない。
むしろ、パッケージならではの制約が無数にあって、それが
ゼロから組み立てるよりも、システムの構築を困難な作業に
仕立ててくれやがったりもします。

少し話はそれましたが、思った以上に「難しい」です。
インストールまでは非常に簡単ですが、それからがもうニッチも
サッチもいきません。何をしていいのかさっぱり解かりません。

それでも、色々いじくっているうちに、何となしには
解かったりしてきました。まあ、これは仕事柄と言ったところで
しょうか。イメージで言うならレゴに似ています。車を
作るにはどのブロックが必要かを定めて、そのブロック（XOOPSで
いうモジュール）をダウンロード、あるいは自作して組み立てる。
そんな流れに似ています。

しかし、いじくっているうちになりを潜めていたものが
姿を表しました。それは私がどんなサイトを作りたいということが
あまりにはっきりしていない事です。車を作る手立ては解かった
けれど、どんな車を作りたいというのがはっきりしていなかったのです。

赤い車なのか、青い車なのか。スポーツカーなのか、セダンなのか。

イメージが固まらなければ何も出来ませんね、これも至極当たり前の
ことだけれども。XOOPSを放置されている方は、結局はこんな所が
原因となっているようにも思います。

紙と鉛筆を探してきます。