世界の中心で愛を叫ばない

似たようなタイトルの小説、映画、ドラマが流行っておりますが、それを読む人も読まざる人もたいてい、そんな愛だの恋だのには近づくことも叶わぬ日々に暮らしております。

かくいう私はどうかと申しますと、やはりそんな『涙がちょちょぎれる愛だの恋だの』からは比較的遠くに座して、友人のそういうものを眺めたりしております。そのほうが楽しく、『付き合うことにむいていない人種』なんだと思わされます。

でもそのことに深い悲愴感などはありません。別に叫ばなくたって愛も恋もできますし、偲んでる愛のほうがずっと魅惑的なことだってあるのです。ばれてしまうなら死んでしまいたいなんて歌った女性もおりました。

とはいえ偲ぶことにも少し飽きはじめたこのごろ。