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きらくなたてものや

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

ピスカリアの小さな‘壺’

2006年03月30日 | ピスカリア
ピスカリアの玄関を入って右手に階段の上り口に、写真のとおり小さな壺が壁に掛かっている。
これは左官屋の湯田さんの仕事。
お店の壁の仕上げと同じ、土佐漆喰で作っていただいた。
素材といい、容姿といい、湯田さんのセンスがここに凝縮されている。
壁と同じ素材なので、こうして壁に掛けるとよく合うし、空間がしまる。

今日は、朝は湯田さんの子どものように笑い合う一面、そして夜はこうして現場で近寄りがたいほど真剣な眼差しでコテを握る姿を髣髴とさせる仕事を見た。

湯田さん、平成17年度厚生労働大臣の名工受章者(卓越技能者)である。

荒壁土を現地で作る(二日目)

2006年03月30日 | 横浜な邸
昨日刻んだ藁と粘土を、耕運機でよく混ぜる。
それを「保存箱」に入れ、水をたっぷりと入れてよく撹拌する。

耕運機があるのでまだましだが、何しろ粘土が6立米ある。
スコップで鉄板の上に移動し、そこで藁と混ぜる作業をするのだが、スコップを動かしても動かしても、減った気がしない。
「特盛ジャンボラーメン」に手を付け始める、幸せとともに途方にくれるあの気分だ。

私も少し時間があったので、少しでも足しになればと思って一緒にスコップを手にし、粘土の山を崩す。
こりゃたいへんだ。
自ずと左官屋の湯田さんたちとたわいもない会話が生まれる。
「こんな‘楽しい’こと、大勢でやるべきだよなあ!」と、お互い子どものような笑いを浮かべて、そんなことを言いあっていた。

というわけで皆さん、荒壁土作りたい人は是非!
あ、明日あたりには終わっているか。