きらくなたてものや

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

障子~藤沢む邸にて~

2009年03月26日 | 藤沢む邸
障子は、
光を柔らかく濾過し、
部屋の環境を
やさしく包んでくれるから、
好きですね。

また舞良戸と同じく、
組子の割付で
空間に表情を
与えることができます。

積極的に提案したい
日本の伝統的な
住まいの装置です。

さて藤沢む邸では、
繊細な‘和’の雰囲気よりは、
大らかな感じを出したかったので、
組子の割付を大きめに、
また組子の見付自体も6分と
かなり太めに設定しました。


おいしさ、心地よさのヒミツを知る

2009年03月22日 | 今日のできごと
3月20~22日と富士山の麓へ。
EDE(エコヴィレッジ・デザイン・エデュケーション)
の話し手として、
この勉強会に参加してきました。

ところでこの勉強会の俗称は、
「えーで」。
この俗称、気に入っています。
どうしてもこの世界、
カタカナ語が羅列して
よく分からないのですが、
たまたま略称の
ローマ字読みだったわけですけれども、
理念の雰囲気が
その語感にこもっていると思います。

さてその「えーで」。
今回のお題は
端的に申せば、農と建築の話。

私自身のことで言えば、
私の拙い建築の話はともかくとして、
木の花ファミリーが取り組まれている
農業の技術と
その根底に流れる理念の
一端に触れることができて
よかったです。

あのうまいメシのヒミツは
何なんだろうかと思っていましたが、
数十人の知識と経験に裏打ちされた
農業技術のすばらしさもさることながら、

やはりみんなのために、
おいしくて元気になる農作物を作ろう、

そしてそのために、それらの農作物が
いかに元気な状態で育てることができるか、
という心のもとにあることを知り、

農も家づくりも、
おいしいごはん、
心地よい空間を作るために、
根底に流れるものは同じだな、
と思いました。