きらくなたてものや

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

灯りに照らされた玄関頭上の格子

2011年11月30日 | 鎌倉手広た邸
昼間の葉山と邸に引き続き、

光の当たり加減で生まれる
格子の表情が面白いのは、

日が暮れてからも同様です。

手広た邸にて、
玄関頭上の井桁に組まれた格子が
闇の中で現場の灯りに照らされ、
妖しい影を映し出していました。



格子と光

2011年11月30日 | 葉山と邸
今日の完了検査を迎えるにあたり、
室内の養生が一気に剥がれ、

急速に建物の中は、
ゲンバからイエへ。

今後家の中の様子を
少しずつ紹介していきたいと思います。

さてこの家で
印象的なことの一つは、
三層の吹抜けに面した
縦格子です。

格子に対する
光の当たり加減で生まれる
格子自身、またそれが映し出す影の
表情が面白い家です。



空に伸びる焦茶色

2011年11月30日 | 葉山と邸
今朝は役所の完了検査。

大きな指摘もなく、
無事済ませることができました。

さて今日も真っ青な青空。

三階建ての焦茶色の板壁が
青空の中に伸びていました。

こりゃ伝統工法には
見えないな(笑)

だけど土壁だからこそ、
法規上、割と素直に
外壁に板を貼ることが
できるのです。















間柱の役割

2011年11月29日 | 茅ヶ崎は邸
木組みの間に
土壁が塗りこまれる工法では、

間柱は外壁材の下地になるとともに
竹小舞の「骨」の部分を
支持する役割もあります。

また間柱の納め方を見てみると、
梁に穴やシャクリを設けて入れ込み、
また2尺間隔の厚約1寸の貫に
2本ずつビス止めしているので、
貫を拘束することになり、

1.5寸角の部材とはいえ、
少しは構造強度の足しになるんちゃうかと
思っております。






空閉じる

2011年11月29日 | 茅ヶ崎は邸
少し前になりますが、
野地板が全て貼られ、
木組みから見上げる空は、
見納めとなりました。

その代わり屋根の骨格が
よく分かるようになりました。

今回は達磨窯で焼いた
燻し瓦の上に、
片流れの越屋根が印象的な
屋根の形をしています。

将来構想として、
この片流れの屋根には、
太陽の熱または光を活用した
設備が載るといいなという
話をしています。