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きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

成人式が間近です…心掛けたいことがいっぱい

2015-12-11 13:22:44 | 振袖着付け

着付ける前にイメージを浮かべて…
成人式が迫ってまいりました。
当日は着付けを依頼されたみなさまが、生涯で一度の振袖姿を演出するわけですから、責任重大です。

着付けに関わる注意事項は無数にありますが、その一つ一つを挙げていたら切りがありません。
帯結び以外の大まかな点は、①衿元、②帯高、③裾周り に要約されるのではないでしょうか。

衿はしっかり詰めて合わせましょう。最近の着付けは、むかし言われていた、「年増の衿合わせ」になっていて、まるで下町の女将さん風に着せているのを見かけます。着せている途中でも衿が下がってきますので、要注意です。

次に帯の高さですが、時代考証から申しますと、帯の高さで年令や職業まで表現されるわけですから、帯の上端は脇にキッチリあげて、出来るだけ高く、初々しく仕上げましょう。これは技術的にけっこう難しいところです。

裾の高さは身分をあらわしたものです。足首が見えるほどに高く着せると、上品さがなくなり厳禁です。注意しましょう。
褄は少し上げて、裾細りになるようにしっかり入れましょう。行燈(アンドン)と言われるような、直線、または広がってしまうような形はいけません。

着付ける前にイメージを描いてから、その方にあった素敵な形を目指しましょう。
下のイラストは私のイメージですが、いかがですか。

 





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