お祝いの心を込めて…思い出に残る着付けを!
鹿児島と宮崎の成人式が、明日(13日)。東京の成人式があさって(14日)に行なわれます。
きつけ塾いちきの着付け師集団は、新成人の思い出の残る着付けを目指して、この一年学んできました。
今年の着付けには、美容室や貸衣装店等からのご依頼が多くあり、ベテラン・新人に関係なくお伺いすることになっています。
また、14日の東京の成人の着付けには、11名の着付け師を派遣することになっています。
生涯に一度だけの新成人の振袖姿。…お祝いの気持ちを込めて、想い出に残る着付けをして差し上げましょう。
着付け会場での楽しい会話も、欠かすことのできないものです。
新成人の皆さま、おめでとうございます。全国の着付け師の皆さん、がんばってください。
坂東寛二郎、寛十胤親子の会…赤川次郎氏評➠画期的な舞踊の会
12月21日(金)、国立劇場で、日本舞踊の親子の会があった。
そのプログラムの巻頭の辞で、作家の赤川次郎氏は、「この舞踊の会は、舞踊の会の中でもまことに画期的なものである。」と述べて、
「親子の会というだけでなく、寛十胤さんがリーダーシップを取って、創作舞踊を創り上げたことのすばらしさだ。」と評した。
また、「大勢の子供たちに呼びかけて、日本舞踊の愉しさ、面白さを伝えようと出演してもらった情熱に打たれる。」としたうえで、
「父親から受け継いだバトンを、さらに将来渡すべき世代を見据えてつなごうとする姿勢は高く評価されるべきだろう。」
そして、「今、寛二郎さんほど幸せな舞踊家はいない。」と結んでいる。
当日のプログラムには、友禅作家の鈴木三千絵さんなども、お祝いのことばを寄せられていました。
寛二郎(かんじろう)先生、寛十胤(かんとみ)先生、「第十回寛和会」おめでとうございます。
きものを愛する意味を教えてくれる、266点の「作品展」
鹿児島市宇宿町で、「遠山和裁着付け教室」を昭和54年から続けていらっしゃる遠山ツネ子先生。
「きつけ塾いちき」の衣裳方認定者、第一号でもあります。
それ以来、12年のお付き合いです。
この度遠山先生は、40年間の和裁士の歴史の中で、リフォーム続けてきた、きもの・帯・などを取り揃え、「着物リフォーム作品展」として、みなさまにごらん頂いています。。
最終日は10月31日ですが、多くのきもの好きが作品展にお越しになっています。
リフォームの作品数は、266点。
そのなかには、145枚のきものの生地(端切れ)をつなぎ合わせたきものなど、滅多に観ることの出来ない、作品群です。
遠山先生の作品展は、大盛況です。
南日本新聞に掲載された、取材記事/10月28日 朝刊
遠山先生の「作品展」は、南日本新聞でも取り上げられ、話題になりました。
ご一読くださいませ。
会場には、リフォームされた素敵な帯の数々が…
帯のリフォームも、概念を変えるほど素晴らしいものです。
こんなに小さな端切れまで使っているなんて…!
その昔、北国では、大豆3粒包める端切れは残して使いました。
しかし遠山先生の端切れは、1粒も包めないものが多くありました。
車のキーと見比べて頂ければその小さな端切れの大きさが分かるはずです。
最近まで(昭和の前半まで)、端切れは貴重なものとして大切にされていました。
仏教の世界でも、「お布施」という言葉が残っているのは象徴的です。
物を大切に使ってきた日本人の心の文化に思いを寄せる機会にしたいものです。