ポルシェライフ

幼い時から911に魅せられ早ウン十年。今911を中心に動き続ける日々を綴ります。

電気自動車 その2

2009-05-04 08:04:26 | 日記

続いてスバルの電気自動車プラグインステラ。名前のとおり市販車ステラの改造

車です。

見てのとおり三菱のi-MiEVがセダンベースなのに対しスバルはワゴンベースです

が、どちらも軽自動車ベースなのには変わりがありません。

どちらかと言えば荷物の積載等で私の担当する企業様にはこちらのステラの方が人

気が高いようです。

いずれの車も写真を見て分かるとおり軽自動車として登録されておりナンバーは当

然黄色で軽規格ですから寸法も同じ税金も同じ。元々優遇税制の軽には低公害で

も自動車税の翌年カットは有りませんでしたが今回通過予定の特別減税では減免

対象だったかもです。もっとも元が安いですが。。。

電気自動車と言ってもメーカーのアプローチが異なるのは、昨今話題のハイブリッド

の対決インサイトプリウスと同じでモーターとバッテリーの考え方が違います。

基本となるベース車の違いも有るでしょうが、セダンベースでリアモーター、リア駆動

(ポルシェと同じRR)のi-MiEVはハイパワーモーターを積みますから、当然大き

なバッテリー。それに比べてプラグインステラはフロントモーター、フロント駆動(FF)

でモーターは出力は控えめバッテリーもi-MiEVに比べれば小型軽量。

航続距離は、メーカー公表値で三菱160km、スバル80kmとなってますが、市街

地走行の実態は現状でいずれも80kmと言ったところのようです。

ただ、市販に向けた動く実験室と言った類の車ですから日々新しい取り組みを重ね

ており市販車は全く別物になっている可能性の方が高い筈です。

さて、気になるのは乗り味でしょうか?大体の察しは既に付いているかも知れません

が前回のレポートのとおりセダンベースのリア駆動のi-MiEVはドッカンパワーのス

ポーツセダン。今回のプラグインステラはそれに比べればモーターは小型ですが、ト

ルクに物を言わせた加速は目を見張る物が。。。現に電気自動車初体験の上司は

スピードの乗りが凄いと目を丸くしていましたし、i-MiEVはRR、プラグインステラ

はFFとアプローチこそ違え重量物であるモーターがフロントである変わりに、バッテ

リーをリア床下に配置するなど重量配分には気を配っているようです。

現状ではモーター、バッテリーという重量物により車重も1t超ですから当然かもしれ

ません。

あと、このプラグインステラが欲しいって思った方。申し訳ありませんって私が謝る

類の問題では有りませんが、まず手に入らないと思ってください。

と言うのもこのプラグインステラ、年間200台(初年度100台)しか作る予定があり

ません。プライスは恐らく450万前後って言うのは三菱と大差無いと思われます。

プラグインステラの供給台数については、バッテリーの供給問題とかも有るとは思い

ますが、環境問題に高い意識を持つ企業。と言うか宣伝効果を見込んだパフォーマ

ンスを期待するところは別ですがベース車との価格差を考えればどの程度の導入台

数が達成されるかは・・・です。

因みに大量販売(まぁ年間4000台ですが)を目論む三菱は型式認定を取得し全国

に販売する予定ですが、スバルはあくまでステラの改造車(車検証に良くある〇〇改

って奴)で車検を取得。販売エリアも東京周辺のメーカーがサポート出来る範囲(バ

ッテリーの不安から東北以北は販売しない)で、あくまで試験販売の姿勢を崩して居

らず、(詳細は伏せますが・・・)とても普通の人が手に入れられる状況では無さそう

です。

もっとも、最近の人達は車に関心の低い人が多いのでこんな車が都市部を沢山走っ

て彼方此方で止まって渋滞を引き起こしたりJAFの出動回数が増えるのも考え物で

すしね

あっ輸入車みたいにツーリングサポートとか、何チャラハイウエイとかっていう路

上サービスを標準にした方が・・・。

 

 

 


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