春夏秋冬

日々流されないために。

熱海で同期会

2006年11月29日 21時20分50秒 | Weblog

会社勤めをしていたときの同期会を熱海で行う。昨日28日宴会、今日29日ゴルフ/観光のスケジュール。
 
私は観光組で、熱海の街を少し散歩した。写真を数枚アップする。
 

海岸通り。
 
寛一お宮の像がある前の通り。ここは南国のリゾートらしい雰囲気がある。写真の左側は、海岸に沿って遊歩道が設けられている。ただ、像はどうですかね。写真に撮ってきたが、アップしたくない写真です。
 

高層リゾート・マンション建設予定地。
 
上の写真のちょうど右側。ここに高層のリゾート・マンションが建つそうで、景観が損なわれると、大いに問題になっている由。場所は1等地ですね。この裏側になる方たちは猛反対するでしょうね。ごく最近、乱開発に反対する若い熱海市長が誕生したと言うことですが、熱海のこれから、注目ですね。
 

糸川。
 
この糸川沿いは熱海桜道と言われているところ。実によいところです。ここである人に道を訊いたのが縁で、後ほど、この方が経営している Cafe 季の環(「きのわ」と読むのだそうです。意味は「自然は時を忘れない」とのこと)で昼食をした。
 
この方、島田さんとおっしゃる方。坪内逍遙の「双柿舎」の場所を訊いたら、「あなたも早稲田の方ですか」と、訊いてきた。坪内逍遙の「双柿舎」を訪ねてくるような奇特な人は早稲田の人以外にはいないと思ったのではないか(坪内逍遙は早稲田大学と非常に関係の深い人)。この方は、一緒に行ったNさんの大学の後輩でした。
 

糸川の柵越しに花を撮る。
 
上の写真で説明した島田さんは、この辺りをボランティアで整備しているが、この花もその方が植えたとの言。「この辺り、しっとりとして、よいところですね」「そうですか。有り難うございます。守っていきたいと思っております。」
 
ここで若い女性が、3脚を構えて、Canonのデジ一眼を覗いていた。この付近、写真の絶好の被写体になるところ。熱海にこんなよいところがあるとは、大いなる発見なり。
 

熱海芸妓見番。
 
糸川と、この見番がある初川との間は、昔、栄えた歓楽地の中心地。今も、雰囲気がなんとなくです。見番とは、その筋の事務所のこと。休日には練習風景を見せるそうだが、お休みだった。
  

豆相人車鉄道。
 
客車を人が押すという希有な鉄道が明治29年この熱海と小田原間で開業した。ここは記念の駅舎跡。
 
国木田独歩『湯ヶ原ゆき』には、この豆相人車鉄道のことが活写されている。「先づ二臺の三等車、次に二等車が一臺、此の三臺が一列になつてゴロ/\と停車場を出て、暫時くは小田原の場末の家なみの間を上りには人が押し下りには車が走り、走る時は喇叭を吹いて進んだ。」ある時には、客も降りて、一緒に客車を押したという記述もある。