春夏秋冬

日々流されないために。

ネコのタクシー

2004年12月06日 19時59分20秒 | Weblog
「ネコのタクシー」(南部和也著、さとうあや画、福音館)という童話本がある。
 
先日、柏高島屋の本屋で立ち読みしたら、面白そうだったので、孫にと買ってみた。
 
物語は奇想天外で、主人公のネコがネコ・タクシーの運転手となり、いろんな事件に遭遇するはなし。事件の解決に当たり、何となくほのぼのとした、情にほだされる結末を用意している。画もすばらしい。気品のあるしっかりした画だ。3歳の孫には少し早いかなと思ったが、物語が好きな女の子だし、お母さんが読んで聞かせればよいかなと、思い、この前プレゼントした。
 
先日柏に来たから、孫に本はどうだったと聞いたら、むにゃむにゃと言っていた。大変気に入っているそうで、次の章を読んでくれと本を持ってくるそうだ。
 
これに気をよくし、今日、同じ作者の「ネコのラジオ局」」(南部和也著、とりごえまり画、教育画劇)という本を買ってきた。
物語は、「ネコのタクシー」より単純で、これくらいがちょうど年齢相当かも知れない。この本も、絵がすばらしい。絵の好きな孫だし、迷わず買ってしまった。今度会うときが楽しみ。ところでこの本の中で、ひげくじらのひげのはなしが出てくるが、ひげくじらには歯というものがなくて、その代わり、歯に相当するところにひげがある。海水を外に押し出すとき小魚が外に出ないような役目をしている。そのひげにつかまっているネコたちの画を見ているとクジラとネコがつながる発想の奇抜さに驚嘆する。
 
なお、我が輩には、もう一人4歳の女の子の孫がいる。
この前柏に来たとき、本を買ってあげた。この子にも、「ネコのタクシー」をプレゼントしようと思ったが、柏や近隣の本屋にあちこち問い合わせても、どこにもなかった。そこで、やむを得ず本屋に連れて行き、本人に選ばせることにした。「ふゆのよるのおくりもの」(芭蕉みどり、ポプラ社)という本を選び、買って帰った。
 
この頃よく童話本のコーナーに行く。