10月30日(月)
漁港の水門を渡る。
昨夜 東京湾最奥の海面を台風が去った。
海水を吸い上げた風が、まだコートを羽織っていない
ジャケットとシャツを抜け
急速に体温を下げる。
私にとっては、冬の到来を告げる痛みが生じる。
下山後 慈恵医大病院の医師より
「生涯 凍傷の痛みは発症しますよ」
心の傷は長く消えず奥底にしまい込めるが
毎冬 右耳 右手は憶えていて
「生きていて良かっただろう」!
と知らせるのだ。
10月31日(火)
今日の漁港 神田川 隅田川の風は冷たくない。
船橋漁港
神田川隅田川