12月14日(金)16時より、デザイナー女性は仕込みを始めた。
午前中、買出しした野菜、鳥肉、ソーセージ、ロースとビーフ、トマトジュース
をキッチンのカーテンを下ろし調理。
私は窓辺のテーブルにある雑多な書類、事務用品を片付ける。
通常は商談、作業テーブルで食事するのだが
窓辺でスカイツリーのライトアップ、神田川から隅田川の漕ぎ出でる
屋形船を眺めながら忘年会をする。
ご予約は3名様。
デザイナー女性は学生時代友人と二人だけの忘年会を
原宿の焼肉レストランでする。
18時半、彼女が出て行く時、お一人到着。
早速、テーブルに大きな土鍋を卓上ガスコンロに置く。
今日の鍋はトマト鍋、野菜たっぷりだ。
彼女の作るトマト鍋は幾らでも胃袋に入り
翌日の朝も胃がもたれず、快便だ。
更に妻の作ったサラダドレッシングは、イタリアンレストラン、イルキャンティー
のドレッシングより旨い。
野菜嫌いの私でも食べられる。
最初の来客は大手メーカーを2年前定年退職された。
間接的なお客様で大変お世話になり
今も大量商品の検品作業をお手伝いして頂いている。
先週はタイ国へ友人を訪ね、ゴルフをしてきた。
お土産にドライバナナを頂く。
暫くしてメールがきた。
「参加の女性でまだ仕事終わらない」
20時近くにタクシーでやってきた。
生花を頂いた。
又メールがきた。
「会議は終わったが、これから報告書を作成しなければならず
柳橋には伺えなくなった」
「ストレス溜まり、病気になりそう」
残念ながら参加出来なくなった。
3人で食べ飲む。
男性はお酒が飲めないのでお茶だけ。
女性は、お酒はOK!
神田川挟んだ真向かいは料亭亀清楼
http://www.asa-yanagibashi.com/ajiwai/shoplist/kameseir.htm
あちらは高級懐石だが
こちらはイタリア風トマト鍋
眺めはこちらの方が良い。
彼女は男性と同じ職場にいたが転職。
私と同じ業界にいる。
職場環境が悪くストレス過剰になっている。
実務の過酷は耐えられるが精神的虐めは
少人数の職場では苦痛の逃げ場がない。
辞めるか、職場外人間関係を築き鬱憤を晴らす。
男性は優しく温厚なので聞き役になり
民生委員のごとく相談に乗ってあげた。
パーソナリティーが歪んだ社長の下では
給与が良くても働くのは辛い。
来られない方は、まだ現役で一番苦労が多い。
大企業であっても、日本経済低迷は中高年には
過酷な忍耐を強いられる。
皆辛い思いを、心の奥深く背負い込んでいる。
創業30年を経た零細会社を青息吐息で営んでいるが
感ずるのは、金儲けには、優しさ、人情など棄てるか
又、そのような感受性がない人間でないと
成功しないのではと、この頃思い始めた。
真っ正直が良い。
誠実さが信頼される。
こつこつ仕事すれば仕事は増えてくる。
人を騙してはいけない。
こんな言葉を信じてやってきたが
虚しさだけを感じる。
周囲で金儲けする商売人は全て反対のことをする。
11時20分、会話は尽きないがお開きとした。
浅草橋から総武線乗車。
久しぶりの師走列車は200%の乗車率。
0時20分自宅着。
新年会は中野の中国人ママ兼弊社嘱託社員の店でしましょう。