馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

エピローグ の追加編集 寂しい女

2020-02-04 08:58:34 | 日記

 

エピローグ の追加編集 寂しい女

https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/34cbc0317058015679d8d9d3a7a18d18

 

その最下段に次の一文がある。

私も「あなたに苦言を呈します」

当時 身近にいた女性は皆幸福とは言えません。

私は別居生活が20年以上、もう一人は

最初の結婚は1年足らず、再婚したら死別

更に一人はまだ一人身です。

どのような責任をお取りなさるのかしら?

元気に 銀座でお食事しましょう

 

赤字で記載された彼女から令和2年元旦 

年賀状が届いた。

横浜 港横浜  山下桟橋 中華街、赤レンガ倉庫等の絵と共に

桟橋近くに転居の知らせ。

何故?驚きラインメールを送った。

返信が来た。

「夫の実家が横浜です」

彼女はとは 3年前の柳橋事務所であったきり

詳細は下記ブログ

https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/fe2d261446345b21c23f22ae39990e65

二度の結婚と死別

二度の転職

最初の結婚は 私が会社を首になり、後任

労組書記長になった男と結婚。

結婚生活は 僅か実質35日間。

夫が出張中に、家財道具を運び出し

転居先も告げずに引っ越した。

職種、勤務場所も異なるが同僚である。

 

正式離婚までに別居生活5年がかかった。

その間 髪の毛が抜ける程苦しんだそうだ。

相手の条件は、面子があり彼女が退社してくれれば

離婚してあげる。

元夫は定年前早期退職

再婚しなかったというより、できなかったのが正しい。

現在 京都で一人暮らし。

 

彼女は退社して大手デパート系の旅行会社に転職。

 

彼女は、私と同様に波乱にとんだ半生。

一流大学卒業後、女子アナを目指すも

大手TV局には受からず、ローカル局は受かるが辞退。

仕方なく、モーターショーのコンパニオンをしていた。

その後 入社した。

 

身長167cm 抜群のスタイル 容姿

女子アナに成れるか成れないかは 紙一重であったのだろうか。

配属職場から、中央組合執行委員に選出。

彼女は 私の手伝いを深夜までした。

二人で打合せをすると、絶えず周囲をうろつく執行委員の男がいた。

二人は、盛大な結婚披露宴をあげた。

彼女にとっては、書記長は憧れの存在であった。

同じ会社でありながら、男の実態を知らないでいた。

男は不純?な動機で書記長になった。

彼女にいいとこ見せたかったのだ。

彼女は、結婚寸前に気付いたのだ。

相手が、陰湿、根暗、嫉妬深い。

両親に結婚は止めたいと言ったが許されなかった。

しかし、一緒に生活すると、夫と面前で食事すると吐いてしまった。

僅か35日間で結婚生活は終わった。

彼女は、愛知岡崎の出身。

東京での生活では、大学生の妹と一緒。

その妹は 組合の書記次長と結婚。

離婚した男とは同じ職場であった。

妹夫婦は順調で子供は 日本のトップ大学で学ぶ。

 

彼女は離婚後、数年を経て 再婚した。

埼玉にマンションを購入

子供はできなかったが、度々海外旅行する幸福な日々。

夫は会計事務所に勤務。

その後、彼女から喪中はがきが届いた。

亡くなった肉親の名前は無かった。

連絡は途絶えた。

8年前、銀座でもう一人 メールをくれた女性と一緒に食事した。

彼女は開口一番 かすれ声で言った。

「夫は、雑木林で首を吊って自殺しました」

返す言葉は出ない。

原因は、再三受験した税理士試験に失敗したのだ。

絶望の暮らしは、住まいの窓辺から

夫が自殺した雑木林が見えることに耐えられず

豊洲の高層マンションに引っ越した。

休みの日は 引き籠り。

鍋焼きうどんとビールで過ごす。

淡々とした日々。

そうして、令和元年12月転居。

逝ってしまった夫の出身地 横浜に

想い出ずる港を眺めて過ごすのだ。

 

私は 横浜の出身。

親父は、横浜港 造船所で働いていた。

ランドマークと赤レンガ倉庫は

造船所の跡地である。

幼い頃 進水式を見学した。

又 親父が甲板から転落

1年以上入院生活を送り

弟も結核で長期入院

兄は浪人中

働き手はお袋一人

貧困生活に陥る。

今 私の実家は 弟夫婦二人で暮らす。

親父も新潟 山間の温泉で客死した。

https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/482e011bf07276ef9962fc10eb973a9b

身内の死は悲しいのは当然だが

美しい想い出だけが残る。

彼女は62才。

再婚を訊ねた。

「もう、しません」

「亡くなった夫の姓で生きて死にます」

 

人生が ほんの少しズレてしまうと

軌道修正はなかなか難しい。

 

彼女は言った。

「書記長の葬儀には必ず行きます」

 

 

 

 

 

 

 

 


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