12月6日(木)16時半時、半蔵門線で渋谷駅に降り立つ。
華やいだネオンの交差点を渡りセンター街を通る。
女子高校生の集団が「そこ退けそこ退け、あたい達がお通りだい」と
道路中央を闊歩。
センター街を抜けるとネオンも少なく、細い小道になり小料理屋が並ぶ。
細い道は、昔渋谷川だった。埋め立てられ裏道になった。
有名な小学校唱歌 春の小川の場所だ。
スミレや蓮華の花に代わりネオンが灯り
蝦や小鮒に代わり刺身や焼き鳥に代わり
いとしきこどもが声を揃えて歌ったが
今は男女が饗宴の宴を奏でる。
小道が終わると、NHK放送センターが見えてくる。
正面ゲート対面の会社へやって来た。
フロントで担当部署へプッシュホンを押す。
直ぐに担当女性が現れ、セイコーウオッチ女性用を一つ渡す。
「ワザワザすみません、ありがとうございます」
私はにこやかに「いいえ、どういたしまして」
20秒に満たない会話。
11月29日、この会社の永年勤続表彰があり
弊社が毎年、ウオッチにデザイン彫刻、包装、のしかけをしているが
担当者の発注ミスで一つ不足したのだ。
又裏道を引き返す、15年以上前は裏道にあった酒屋が立ち飲みもやっていて
週一で飲んだ。
福島弁のオバサンが切り盛りしていた。
その頃の会社担当者も定年になり、飲む機会は無くなった。
東急本店まで来ると道玄坂を下る。
山手通りに出た。通りの正面にホスピタルの看板があるビルが見えた。
今年9月にお袋が入院した施設だったが、看護が行き届かず
再度、大学病院に戻った。
ブログ 宵闇の交差点に書いた。
山手通りを左折して246号線に向かう。
246号から三軒茶屋方向へ下る。
池尻大橋に18時20分着
病院の5階の個室でお袋はまどろんでいた。
気配を感じて目を開けた。
弟から「お袋が寂しい、寂しい」と言っている。
お腹の湿布を取り替えてあげる。
殆ど会話できないので、一方的に私がしゃべる。
間が持たないので一旦外に出る。
246号沿いの立ち食いソバ屋ホーチャンに入る。
剣菱とおでんを頼む。
お気に入りだ。何でもない店で対応もさっぱりしていて
蕎麦食べずに飲むだけでも良い。
20分ほどで病室に戻る。
弟がいた、まもなく副院長の嫁さんが来て
お袋の喉の吸引をする。
私はマスクしているのだが、副院長に「わあ!酒の匂いする」
女房、娘、デザイナー女性も匂いには過敏反応示す。
中年オジサンの発する全てが女性はノーなのだ。
男と女の年の差婚など、生理的にはありえない。
女の打算が生理的嫌悪も打ち勝つのだ。
来週には、又山手通りにあるホスピタルに入院させることになる。
20時半病院を出る。
22時半自宅近くの居酒屋あんこうでチューハイを一杯。
店主は20歳の時、渋谷の鮨屋で修業したので
ホスピタルも大学病院も出前したので詳しい。
今日は歩いた。
万歩計数字は
歩行距離11.3キロ
消費カロリー1.070カロリー
歩数 27771歩