馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

[3] 事情聴取 初恋の山 パトカー 救急車待機。

2023-07-11 06:59:37 | 日記


【2 】 死闘 初恋の山で パトカー 救急車出動

続きです。


18時半
ライン電話で友人に電話すると
神奈川県警松田警察署の警察官と名乗る方が出る。
電話以前に 友人のラインを通して
警察官はメッセージを送っていたのだ。
しかし、既読ならず。
緊張していたのだ。


「今何処ですか」
「高松山入口バス停近くまで来ました。
「橋に立っています」
「どの位の距離ですか」
300m位と思います。
「歩けますか」
「ハイ 歩けます」
遠くにライトが上向きの車がゆっくり向かって来る。
私の横に停車。
直ぐに警察官が降りて、名前を訊ねる。
氏名を名乗る。
歩こうとすると、パトカーに乗ってください。
助手席に抱えながら乗せてもらう。
ゆっくりと進み、バス停前の
コンビニ駐車場に入る。
赤色灯を点灯したパトカーと救急車
隊員が5名いる。
救命士と名乗る方が、直ぐに血圧測定。
目を懐中電灯で視察。
胸の鼓動を調べる。
救急車のベッドに横たわる。
再度 血圧測定。
登山靴を脱ぐ。
靴下が血が滲む。
脱ぐと血が固まっている。
山蛭が貼りついていた。






救急車 隊員が言った。
「今年は、山林で山蛭が異常繁殖しています」。
首に2か所、左腕に一か所
山蛭が血を吸い取った痕跡。
私は言った。
疲労と脚の痙攣はありますが
「ほかに傷、打撲はしておりません」
「病院での検査は必要ありません」。
丁重な謝辞とお礼を申し上げた。
救急車は署に戻る。
救命士が、水を飲むように促す。
友人がコンビニで缶コーヒーを買った。
救命士が言う。
コーヒーは駄目です。
水にしてください。
1.8㍑のペットを2本飲む。飲み終わった段階で
パトカー内で事情聴取。
免許証と名刺を提示。
「以前 高松山は登りましたか?」
6年前に登りました。
警察官が
「入山届は出しましたか」?
「いいえ 提出してません」。
当時と様相が全く違っています。
新東名高速道路工事で、一般登山道は困難になっております。
山行歴を聞かれる。
高校生から丹沢山塊登山を始め
大学山岳部で4年間在籍。
20代は登り続けました。
毎年 登山は続けています。
若い警察官が言った。
「だから、76歳でも、単独で凄い山登りが出来るんですね」
感嘆!というか あきれた。
「これからどうしますか帰宅は大変です」
「千葉まで帰るのは大変でしょう」
「こちらで宿泊します」。
「そぅして下さい」。
事情聴取は終わり
警察署の住所と担当警察官の氏名が記載された
小さな紙を貰った、


当然、帰宅後
お礼状とその他茶菓子と弊社のステーショナリー類を送る。
20時 事情聴取は終わった。
警察官の誘導で国道246に出る。
秦野の温泉ホテルに向かう。
予約していなかったがチェックイン OK。
友人は帰った。
リュックを部屋に置き
食事処に下りた。
生ジョッキとハムとサラダをオーダー
しかし、飲み切れない、食べきれない。
胃腸が疲れ受付ない。
部屋に戻り、妻に今日は帰らない、ホテルに泊まると連絡。
身体の鼓動が速い。
冷蔵庫の丹沢名水を2本飲み干す。
歩数計を見る。
激暑の丹沢を登り下り記録
執念の馬鹿男の阿保な生き様の印だ。
中々寝付けない。
山中を激暑と喉の渇き、脚の痙攣 吸血ダニと格闘
5時間余 彷徨ったのだ。

 
続く。



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