馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

東電 逃電 その11無責任

2011-06-11 16:06:40 | 日記

空き缶は叩かれても挫けなったが、周囲が勘弁ならねーと

叩きまくったのでひび割れして観念した。

国民が呆れても利害だけで互いに潰しあい。

見捨てられるぞ!

 

昭和564月 書記長になって2年目の春闘が始まった。

3月から組合執行部は夜遅くまで、社員クラブで春闘要求会議を開いていた。

328日 夜9時過ぎ社員クラブで会議の真っ最中に義母から電話が入った。

「娘が生まれた」。執行部役員は驚いた。

私はその出産については何事も執行部役員には伝えていなかった。

子供のいない管理人夫婦は喜んでくれ、又女子役員は祝福して

夜、ベビー服を買いに行きプレゼントしてくれた。

翌日、部長に会うと、「無事出産おめでとう」!と祝福の言葉があった。

昨夜、組合役員のみしか知らない事実が、翌日には

会社側幹部に伝わっていたのに驚愕した。

やはり内部情報は筒抜けなのだ。

4月春闘交渉は暗礁に乗り上げた。

4月後半の連休にまでもつれ込んだ。

組合は無理な要求はしていなかった。

私はかなり会社に譲歩していたが、理解されていないようだった。

組合上部組織は労使関係が膠着状態になるのを待っていた。

私が感じていたのは、会社を取り巻く環境が複雑で利害が交錯していた。

グループで出資して作った会社で中心となるべき幹部人材がいない

みんな、出向で来ていて本来自ら望んだ仕事ではなかった。

特に役職者は、何でも思い通りに出来ると錯覚

子供並みの想像で対処する。

定年後の再雇用者は無関心。

本社に戻りたい一心の役職者は何事も本社に気に入られる

施策と数字を確保するために賃金、労働条件を抑えることが

仕事だと思っている。

組合上部団体は今年こそ、組織合一を成就されるため

圧力をかけてきた。

交渉が破綻すれば上部組織の直接介入をまねくのは必至だった。

連休中も断続的に交渉は続いた、スト突入開始すべき最後の交渉に臨んだ。

深夜、会社回答は若干組合要求を下回った。

最終回答だと告げられた。

私は束の間、沈黙の後、一つ一つの要求項目について

組合の立場を述べ反論した。

拒否はしなかった。

会社側はそれでは「書記長は合意しないと言うことですね」

私は 頷いた。

これでストに突入するのだと諦めの感情がよぎった。

労務課長は立ち上がり「分かりました」

黒板に組合要求通りの数字を記した。

やっと終わったのだ。

2ヶ月近いホテル生活から解放され

これで生まれた娘をやっと見られるのだ。

この後、まもなく予期せぬ事態が待ち受けていた。

続く


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1 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2023-02-07 06:18:37
奥様すごい美人さんですね。
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