9月13日(金) ランチ 冷麦を食べていると
携帯に同期から電話。
訃報の知らせだ。
大学同期だったのが先日亡くなった。
癌だった。
先年、亡くなった同期と同じく独身だった。
顔見知りではあったが、それ程親しい間柄ではなかった。
卒業後、偶然 飲み屋で会ったことがある。
毎年訃報の知らせがある年齢なのだ。
私もある日突然、仲間に訃報として知らされる日が
刻一刻近づく。
ぴんぴんころりを願う。
もっと悲しいことを聞いた。
数日前に聞いた人伝の噂は
長い年月、心奥深くにピンセットで貼りついた
弧愁に思いを馳せた。
あの人が、血液の病であると。
ランチ後、柳橋の川風を受けながら
神田川の上流を眺めた。
見舞うことも電話をかけることも出来ない。
その彼女に偶然会う機会が
数年前、葬儀会場であったがすれ違いだった。
その葬儀は私が勤めていた会社の後輩で
両親すでに他界、50代後半独身で一人っ子であった。
彼女は私が参列していることを受付で聞いたのだ。
焼香をすますと直ぐに葬儀会場から去った。
誰もが訝しがったが、私にはその気持ちが分かった。
ブログ 迎賓館前
http://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/ed397e222c12c63d1a2a87d1c6beae6e
イタリア ガラスペン 書き味
http://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/c6af6088504ad8dd3326a413cdde89e9
柳橋がかかる神田川の上流は善福寺川の名前に変わる。
橋の上で想いは湧き上がる雲のように消えては浮かぶ。
只 祈るばかりだ。
中国民謡
笹の小船
http://www.tudou.com/programs/view/lXSLmEY_uAU/
ひとすじのせせらぎ ゆるやかに
わたしの家の前を流れ。
ひとすじのせせらぎ ゆるやかに
あなたの家の庭めぐる。
せせらぎの水よ
日ごと流れてゆくが、
わたしの思いを
流せはしない。
せせらぎの水よ
夜ごと調べをかなでているが、
わたしの思いを
歌い尽くせはしない。
笹の葉で小船を一つ折り、
そこに白い帆を立てて、
わたしの思いをのせて、
あなたの心の港に向けて
送り出そう。
あなたの心の港に向けて
送り出そう。
午後3時 気持ちを吹っ切るように
両国橋から隅田テラスを吾妻橋まで
よろよろと走った。
それから、浅草橋弁天湯で熱い湯に浸かる。
事務所に戻り、デザイナー女性が作った
鶏煮込みでビールとホッピーを飲んだ。
酔えないな!
ご指導よろしくお願いいたします。