サラリーマン失格 追放される。
続きです。
5月半ば、会社を辞めると妻に告げる。
「言いわよ」と一言。
私が労組書記長になってから
帰宅も出来ない日々。
苦悩しているのを感じ取っていた。
妻は車関連のメーカーのOLであった。
男社会のサラリーマンの実態を知っており
組合活動も理解していた。
その年 8月 千鳥ヶ淵のホテルで全国大会議長総括をして退社した。
その理由は、漢字も書けない読めないのでサラリーマンの辞令。
今回は 思想的問題と破壊者であるとの宣告。
どちらも、抽象的であり
就業規則及び社内内規に抵触することではない。
横領、詐欺等の法的ペナルティーではない。
交渉担当者の無能無理解と保身からである。
ロシアプーチン大統領側近の言動報道は
誰が見ても聞いても三百代言 である。
己の地位と確保するためには面従腹背である。
馬鹿が大統領側近になれる訳はない。
男の組合役員は、離れた。
その気持ちは判っていた。
書記長に味方応援すれば、自らも苦境に陥ること。
経営側から烙印を押されること。
妻子を抱えて無謀な振舞いで職を失うことは出来ない。
サラリーマンは武家制度の御恩と奉公。
忍従をもって侍は生きていかねばならない。
全国大会を終え9月には無職になった。
北海道の女性組合支部長から手紙を頂いた。た
人が生きる上での偽りで誠実な相手をどん底の落とす。
彼は犯罪であるとの認識はない。
更に涙の手紙を頂いた。
それからの人生後半戦は、濁流を妻子を抱えて
奔流に抗う。
続く。
Les Parapluis De Cherbourg - Graciela Susana