人生の異端者 金曜日の夕方。

毎週金曜日　夕方」　弟の車に同乗して松濤の介護病院へ

お袋の見舞いに行くのだが、時折、弟がいけない金曜日がある。

 

その時は、桜上水の鳥料理の店で

カウンター席の隅で飲む。

 

 

４月１２日（金）は　トランス銅線巻き作業７時過ぎまで続き

介護病院面会時間に間に合わない。

 

住宅街の一角にポツンと灯り。

１９時半　桜上水　鳥料理　義仲に入る。

金土日のみ開店。

 

 

指定席　カンター隅に座る。

 

 

異端者にとって

人生の片隅で生きてきたので

落ち着くのだ。

 

店主は　黙って　冷酒神鷹　鳥刺し　つくねを順次カンターに置く。

 

 

私も黙って飲む。

 

沈黙のひと時。

客は他に一人。

 

トイレに向かう。

出て来ると鳥スープがカウンターにある。

ゆっくり、鶏肉の淡泊な喉越しを味会い

清算して暖簾を上げて駅に向かう。

４０分程の癒しの時間。

 

４月半ば　外気は冷たい。

コートの上ボタンを留めて

遮断機音に向かう。

今週も淡々と終わった。