こんなくだりがあるんです、
「予はもう疲れ果てておる。・・・」
「予はもう誰にでもよい。 将軍職を早うゆずりたい。
〇〇問題も、予が思いは〇〇でも〇〇にてもいずれでもよい。
やれる者が政務を引き受けてくれれば、
予は静かに暮らせよう。
毒殺の危険も、押込められる恐れも一切ない場所に
逃れられよう」
徳川の将軍さまが、御台所にむかって胸中を吐露している場面です。 いつの世にも心身脆弱な殿さまはいるようでして。。。
『 天璋院篤姫 (上) 』 講談社文庫
宮尾 登美子 著
来年の NHK 大河ドラマ 「篤姫」の原作本です。