まーどんなぶろぐ

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■絶対反対!サマータイム

2008年05月31日 | 巷の話題
今年もまたぞろ 超党派国会議員らによる サマータイムを導入する新法案提出云々をいう報道が流れていますね。 前にも言いましたが、 私は日本でサマータイム制を導入することに大反対しています。 そのときに書いた文章をここに貼り付けておきます。

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サマータイムを導入することの目的は、 エネルギー消費の節減、 余暇の拡大につなげることだと聞いています。 しかし現在の日本、とりわけもっともエネルギー消費量の多い大都会では、 生活の多様化に伴い、コンビニ以外でも24時間営業の店舗が増え、まるで不夜城のような有り様です。 こうした中でいったいどれだけのエネルギー節約を想定しているのか伺いたいものです。

我が国が導入に向けて、手本にしようとしている実施国というのは、アメリカやヨーロッパ諸国のことで、多くがキリスト教国です。 それらの国では切替えの日曜日は安息日、 サマータイムが導入された頃は、「日曜日は仕事もお店もお休み」 が守られていたはずです。 そのような状況下で長年にわたって習慣づけられてきたシステムを、 今の日本にもってきてうまくいくと思いますか?

また、導入後、春、秋の切替え日に時刻を合わせ直す時計の数を考えてみてください。 最近は電波時計なる便利な物が出回っていますが、 だからといって、今使っている時計を壊れてもいないのに買い換える人なんているでしょうか?  セットし直さなければならない時計は、家電製品にも組み込まれています。  AV機器、炊飯器、オーブン… いったい幾つあるのでしょう、 あっ、携帯電話の時計を忘れちゃ大変、 それから車の時計もセットし直さないと…

考えてみただけで、ぞっとしてしまいます。 私の実家のような高齢者世帯は、果たして間違えなく時刻あわせができるのかしら !?

エネルギー節約を心掛けなくてはいけないのはわかりますが、 それだけで 「推進! 推進!」 と突っ走ってしまっていいのでしょうか? 超党派の推進議員連盟の皆さん、 そして、このブログを呼んで下さっている皆さん、 ご自宅にある時計という時計を全部1時間早める/遅くする作業を、是非一度やってみてください。

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夏の間の時計の針を1時間進めるというのは、東京の場合では、日の出4時半頃、日の入り19時頃だったのを、それぞれ5時半、20時に変更するっていうことですよね。 

環境問題を考えてどうしてもそうしたいのであれば、いっそのこと一年を通して時計の針を進めて日本の標準時刻を変えたらどうでしょう。 春、秋の時刻リセットの大騒動がなくなり、これならうまくいきそうですよ。   

その場合、 冬至の頃、東京では日の出6時半頃、日の入り16時半頃だったのが、7時半ころ明るくなって、17時半日が沈むということになりますが、とくに差し障りありませんよね。