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楽天オープン キリオス初優勝

2016-10-10 10:28:00 | テニス
このところ楽天オープンの記事が多くなっていますが、日本で開催される唯一のATPツアー(500)でもあり、昨日書いたように現地まで観戦に行きましたので、錦織は棄権してしまいましたが最後まで興味深く見ていました。

準々決勝の4試合を見ましたので、当然ですが準決勝の4人は勝つのを見てきましたので、普通よりはるかに身近な感じがするというか親しみがあるようで、準決勝決勝と楽しめました。

準決勝の第1試合はチリッチとゴファン戦となりました。チリッチは錦織の同世代として競っている選手ですし、ゴファンは25歳ですので同じようなものですが、錦織を目標にしているという選手です。二人とも性格が非常にまじめで、テニスも正統派の試合運びをしていました。

試合は予想通りラリー戦となり、チリッチがランキングのように1枚上手と考えていましたが、ゴファンが非常に粘り強いテニスを展開し、7-5、6-4で勝利しました。

次の試合はモンフィスとキリオスでしたが、この二人はいわば元悪童と現悪童という、非常に面白い組み合わせとなりました。二人とも運動能力が非常に優れていることもあり、考えられないような動きやショットが出て、テニス自体も正統派の真逆を行くような試合が予想されました。

モンフィスは30歳となりましたが、ランキングも高く21歳のキリオスはまだ及ばないかと思っていました。ところが試合になると、キリオスがセカンドサーブでも200キロというサーブで圧倒し、予想外の6-4、6-4で勝ってしまいました。モンフィスがひざを痛めているということもあったようですが、キリオスのスピードが勝ったようです。結局準決勝はランキングが下の選手が勝ち残るという、やや予想外の結果となりました。

決勝は正統派のゴファンと変則的なキリオスの戦いという、非常に面白い展開となりました。第1セットは互いに譲らず当然の様に接戦となりましたが、先にチャンスをつかんだのはゴファンでした。キリオスは常に早いサーブを打つため、ダブルフォルトが出てしまいます。このミスにつけ込みゴファンがブレークすると、このリードを守り6-4でセットを取りました。

このまま終わるキリオスではないと思っていましたが、2セットは前に出たりドロップを打ったりと色々な戦法を取り、6-3でキリオスとなりました。たぶんゴファンにも1セットを取ったための集中力がやや落ちたような感じもありました。ファイナルセットは本当に接戦となり5-5まで行きましたが、この辺りでゴファンにやや疲れが見え、そのすきを突かれて7-5でキリオスが見事優勝しました。

この二人は明らかに強くなっており、現在ランキング14、15ですが、近い内にトップテン入りをしそうな気がします。キリオスが優勝スピーチで言っていましたが、毎日満員の観客の前でプレーできて嬉しかったようです。錦織が早く棄権してしまい、残念ではありましたが十分楽しめた1週間でした。

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