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画家 西野健太郎のアトリエ日記

自然史資料館

2011年12月22日 | アトリエから
今日は、ご縁があって金沢市郊外にある石川県立自然史資料館を見学させて頂きました。

地元の動物や自然について子供たちが学べる施設になっていました。

館長さんが直々にいろいろとご案内下さり、普段見れない貴重な資料として倉庫に保管されている動物の剥製なども見せて頂きました。


震災で被災した陸前高田市博物館に収蔵されていた標本を修復している作業も見学させて頂き、いろいろな支援の分野があるんだと改めて感じました。


動物や植物の専門家でもある職員の方たちともお話しさせて頂き、作品についてもいろいろと貴重なアドバイスを頂きました。

僕は作品を描くときには、動物の動きや足跡、毛の質感など、生態を研究しながら描いています。

ただ、図鑑や写真と違って、アートとしての表現も追求しなければいけないので、実際にはあり得ないような表現もしています。

生態とアート表現のバランスをとるのは難しいです。

たとえば、この鳥はこの木によく巣を作る、この虫はこの花にとまる、動物の足跡の違い、そんな自然について学べる要素も作品に取り入れていければと思っています。

もっと勉強を重ねて、作品を通してみなさんにお伝えしていきたいです。

作品の質を高める要素はまだまだたくさんあります。

だから絵を描くのはおもしろです。


©Kentaro Nishino