一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

キツネが一匹

2012-05-26 22:09:12 | 日記・エッセイ・コラム
 先日、やっと白樺の枝を二本ともバッサリと綺麗さっぱり切り落とした。
と言っても自分でやったわけではない。
二本ともあまりにも大きくなりすぎて、私の手には負えなくなっていた。
当然プロに頼んだ。
だが、頼んだのは造園屋さんではない。
俗にいう便利屋さんのようなところに頼んだのだが、仕事はきっちりとしていた。
枝を切り、切った枝を回収日に出しやすいように綺麗に縄でまとめてくれた。
そこまでして、値段は造園屋さんの十分の一以下の値段だった。
感謝感激。
 で、切った枝や庭を掃除した時の枯葉を入れたビニール袋を枝葉の回収日の朝に出そうと思ったのだが、出勤前にはとてもじゃないが出せる量ではない。
ざっと見積もっても2トントラック一台分はある。
そこで前の日の夜中に出すことにした。
寝る前の小1時間、エッチラオッチラと何とか出し終えた。
見上げると、ゴミステーションのある歩道上に山積みになってしまった。
隣の分も含めると、とんでもない量だ。
一瞬、「これだけの量を持って行ってくれるだろうか?」
と思うほどだった。
 ま、何とかやり終えてやれやれと思っていると、何やらスーッと走ってくるものがある。
振り返ると、エッ?
向こうも、オッ?
なんと、キタキツネが音もなくスーッと家の前の道路を走り去って行く。
キタキツネが走る時って、本当に音がしないんだよね。
犬ならば、爪のガシガシって音がするんだろうけど、キタキツネは全く走る音がしない。
目で追わなければ全く分からないほどだ。
 そのキタキツネは、斜め向かいの家の雑木林のような庭にスーッと入って行った。
藻岩山から降りてきて、うちの近辺までテリトリーにしているんだろうね。
ひょっとすると、うちの裏庭で冬毛を脱いで行ったのは、あのキタキツネだろうか・・・
今度来たら聞いてみたいね。
そう思うくらい親しみの持てるキタキツネだった。


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