今年は雪虫が多いようだ。
いたるところで異常発生している。
雪虫と言っても雪の降らない地域に住んでいる人たちにはピンとこないだろう。
正式名称はトドノオオワタムシと言ってアブラムシ科の一種だ。
お尻に真っ白な綿帽子のようなものを付け、風のない初雪の降る頃にあたかも雪のようにフワフワと舞っている。
体長5mm程度の小さな虫だ。
ところが今年は、お尻に綿帽子をつけているいつもの雪虫だけでなく、同じアブラムシ科の綿帽子のないやつまで以上に多い。
ご主人様と奥様は雪虫を風情があると言って、結構楽しんでいるようだが、僕は嫌いだ。
塀の上を歩いていると、目には入ってくるし、あくびをしようものなら口の中まで入ってくる。
「こんな虫のどこがいいんだ?」
と思って周りを見渡した。
すると家の周りの木々が色づきはじめていた。
とうとう平地にも紅葉が降りてきた。
紅葉が終わり、木々の葉が落ち出すと、いよいよ冬の季節を迎える。
その一番の使者が雪虫。
ご主人様と奥様は、この季節の変わり目を楽しんでいるようだった。
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