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29日史跡めぐり ②  青木ヶ原樹海

2013-10-31 20:41:31 | 日記

続き・・・・
浅間神社を後にして青木ヶ原樹海へ・・・。



樹海の中をR139号線が走っている。

樹海ガイドさんの案内でまずは樹海の説明を聞く。

写真で樹海の大きさを教えられる!
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標高は920m-1300m付近。
面積はおよそ30平方キロメートルで
これは山手線に囲まれた面積に匹敵する。

実際よりも広大なイメージを抱いて「富士の裾野」と表現する人もいるが、
裾野全体に広がっているわけではないので、これは誤りともいえる。


貞観6年(864年)に、富士山の北西山麓で大規模な噴火活動(貞観大噴火)が発生した。
流れ出た膨大な量の溶岩は森林地帯を焼き払った末に、

北麓にあった広大な湖・剗の海に達し、大半を埋没させた。
やがて溶岩地帯には、1200年の時を経て
ツガやヒノキを中心にハリモミ、ヒメコマツ、アカマツなどの針葉樹
ミズナラなどの広葉樹の混合林である原始林が形成された

植物の垂直分布では落葉広葉樹が発達する山地帯にあたるが、
水分や養分の少ない溶岩質の土壌であることから針葉樹が発達している。

人為的攪乱の加わっていない原生林であると考えられているが、
伐採が行われていた可能性が指摘され、石塁も発見されている。
周辺には風穴と呼ばれる洞穴を始め、溶岩洞などが数多くある。


溶岩流の端には西湖、精進湖、本栖湖がある。

864年の噴火以前には現在の青木ヶ原の地に剗の海(せのうみ)という大きな湖があったが、
溶岩流でその大部分が埋め立てられた末に西湖と精進湖とが残った。

このいきさつは日本三代実録に記されている。
また紀元前4,000年紀に起きた噴火以前には、
剗の海と本栖湖とを隔てる溶岩塊も存在せず、
両者はひとつの大きな湖であったとされる。


樹海の中には国道139号などが通っている。
樹海そばにある三湖台を登ると、頂上からは樹海が見渡せる。

西湖の西側が樹海

精進湖の南東が樹海
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降りしきる雨の中を、樹海ツアーに入る。


キノコが。。これも森林の循環に一役かっているのか?・・


木々の一部が紅葉・黄葉を始めている。




コケがいっぱいだ!


針葉樹の幹にも苔がいっぱい。

時期はずれたが”松茸”も出るのだろう。赤松の木も多い。

これは、何の木?赤い実の付く低木。千両でも万両でもなさそう。

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そこで調べてみた。 季節の花からお借りする。

万両、千両、百両、十両
・万両、千両、百両、十両の実などをまとめて紹介します。

・万両、百両、十両は 薮柑子(やぶこうじ)科。
 千両は千両(せんりょう)科

・学名
  Ardisia crenata  (万両)
  Chloranthus glaber(千両)
  Ardisia crispa  (百両)
  Ardisia japonica (十両)

   Ardisia :   ヤブコウジ属
   Chloranthus : センリョウ属
   crenata :   円鋸歯状の
   glaber :    無毛の
   crispa :    縮れた、皺がある
   japonica : 日本の
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・万両の花は7~8月頃に咲き、12月頃から冬にかけて実が赤くなる。
 万両のなかには 実が白い種類もある。
・正月の縁起物に使われる。
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・万両と千両の名前の違い。 
       
 千両は葉の上の方に実をつけるので鳥に食べられやすく、

 万両は葉の下に実をつけるので食べられにくく、その分 実がしっかり残るから・・。

  でも、万両の実も、
  覆いをしておかないと翌年の2月頃までには、ほとんど食べられてしまうようだ。

 また、万両の実は垂れ下がり、千両は上向きにつくので 万両の実は重く千両の実は軽い、
 との発想からこの名になった、ともいわれる

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 百両や十両は、 それらに比べ背が低く、実の数も少ないからことから
 こう名づけられたらしい。


・千両は、江戸時代後期までは「仙蓼」の字で表現された。

・百両  葉っぱは細長くギザギザがない。千両、万両より背が低い。
 十両  百両よりも背が低い。 葉っぱはギザギザ。


・百両の別名 「唐橘(からたちばな)」。

 十両の別名 「薮柑子(やぶこうじ)」。
   薮柑子の名は、薮の中に自生していて、葉の形などが 柑子(こうじ)みかんに
   似ていることから。
・12月29日の誕生花

      (千両の実)
・花言葉は「富、財産」
      (千両の実)

・「吾が屋前(には)の花橘の いつしかも 珠(たま)に貫(ぬ)くべく
  その実成りなむ」 万葉集 大伴家持

 「この雪の 消残る(けのこる)時に いざ行かな 山橘の 実の照るも見む」
  (山橘=十両:薮柑子)
   万葉集 大伴家持

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この写真、多分、”やぶこうじ”=十両だと思われる。


葉っぱを拾ってみる。

どんぐりも一杯落ちていて、もう芽を出している。

ほんの入り口近辺を散策して、バスの駐車場へ出てくる。



雨がやまない!

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③に・・つづく

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