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綿毛の正体

2011-06-01 10:02:16 | 日記

6月1日(水曜日)時々薄日がさす。

もう6月が始まってしまった。単調な毎日にならない様に変化を求めて
スケジューは沢山入れているが・・思う通りにはならない現実もある。

昨日、八丁湖の遊歩道で珍しい物を見た。

綿が風に追いやられ隅っこに寄せられて、ふわふわしている。
植物の花と思うが・・・・?
空からは次から次へと綿の切れ端が飛んでくる。誰かが綿をちぎって飛ばしている様だ!

管理された菖蒲沼にもいっぱい打ち寄せられた綿が溜まって白く鈍い光を放っている。
凄い量だ。
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 この様な経験は中国北京の春の大通りで経験がある。
 当時の中国統括のY氏がこれは柳の胞子だったと?と教えてくれた。
 雪の様に降るので顔に当るし、唇には付くし一寸うるさかった。
 口に入ると”一寸苦い感じがした”記憶がある。
 そういえば天安門広場や100Mもある道路幅の両歩道には
 柳の木がいっぱいあるのを後で気がついた。
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さて、調べてみるとyahoo知恵袋から
Q:綿の様なものが飛んできて困っています。・・・・・
   
  この時期のなるといつも会社の傍の木から、綿のようなものが沢山風に吹かれてきます。
  木の高さは2メートルほどで、葉は緑で平たく10センチほど。綿は道路の隅に溜まる位の量で  す。多分小さな花が枯れたら綿状になって飛ぶみたいです。
  この木の名前が分かる方、いらっしゃいませんか?

A:植物はポプラか、ドロノキ(ポプラの仲間の日本の木)ではないでしょうか。
  ポプラやドロノキで検索してその近所の木と葉っぱなどを比べてみてください。

  害は毒などの意味では心配ないです。
  邪魔っていうだけでしょう。対策は特に無いと思います。

  季節が過ぎるのを待つしかないのではないでしょうか。
  木を切り倒すっていうなら別ですが。

A:6月ごろの札幌はフワフワがいっぱい舞っていますね。
  街路樹の種類はたくさんあるんですが、やなぎみたいな木から飛んできてます。
  ハクウンボク(白雲木)というらしいです。
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そこでポプラを調べると!
水辺のポプラ並木

柳(やなぎ)科。

・ヨーロッパ原産。
・「ポプラ」にはいろいろ種類があるが
一般的によく知られるのが 枝が上を向き、
ほうきをひっくり返したような形になる。
札幌市の北海道大学構内にある、
いわゆる「北大のポプラ並木」が有名。


・防風林として植えられることもある。
・葉っぱはハート形。
・5~6月頃に花が咲くが
(木の上の方で咲くので見えない)

そのあとで、白い綿毛つきの種子が
風に乗ってブワーッと飛んでくる。
1本のポプラの木だけでも すごい量。

目とか耳に入らないよう気をつけよう。
(「銀泥(ぎんどろ)」も同じように、
綿毛がすごい)。


  ○別名 「イタリア山鳴(やまならし)」
山鳴 = 風で枝がぶつかり合うと
音を出すことから
「西洋箱柳(せいようはこやなぎ)」
箱柳 = 幹、枝の材で
「箱」をつくることから
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どうもこの八丁湖近辺はポプラは見当たらないので
次に「銀泥(ぎんどろ)」を調べた。

銀泥 (ぎんどろ)
(白楊(はくよう)、裏白箱柳(うらじろはこやなぎ))

・柳(やなぎ)科


・中央アジア、ヨーロッパ原産。明治中期に渡来した。
・葉の裏側が白い → 白い綿毛が密生しているため。
名前もこの白さを「銀」にたとえた(「泥」はなぜ?)。


・材はマッチの軸木としても使われる。
・幹にはダイヤモンド形の模様ができる。

・別名「白楊(はくよう)」
「裏白箱柳(うらじろはこやなぎ)」

・5月頃、実に白い綿毛がびっしりつき、
それが風に乗ってどんどん飛んで落ちてくる。

目とか耳に入らないよう気をつけよう。
(「ポプラ」も同じように、 綿毛がすごい)。
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多分この木(銀泥: ぎんどろ)だと想像できる。
まあ、そういう事にしましょう。
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なおWEB嬢に以下のコラムがあった。

《北京のコラム》より

 5月初めの北京には、今年最後の 「春の雪」 が降り注いでいるころだろうか。
 その春雪とも喩えられるのは、「柳絮」 (りゅうじょ) と 「楊絮」。
  白い綿毛に包まれた柳の種と、ポプラの種のことである。
 中国の春の風物詩ともいわれている。


 ところがこの綿毛たち、春風に吹かれるロマンチックなイメージとは裏腹に、
 厄介なことこの上ない。 通りに出れば目や耳や鼻に勝手に入るし、
 4階にある北京の我が家でも、ほこりのように舞っている。
 先日は市内の地下鉄ホームでもふわふわと浮かんでいて、
 その繁殖能力の高さには思わず唖然とさせられた。
 自然界の脅威と不思議の1つであろう。

 花粉症のようにアレルギー性鼻炎の原因にもなることから、
 市民の苦情が相次いでいた。そこで北京市がこの春、新たに乗り出した対策が、
 柳やポプラの雌株に綿毛を抑制する薬剤 「抑花一号」 を注射するというもの。
 市内には現在、柳とポプラが計320万本余りある。
 このうち市内中心部に植えられた雌株合わせて数万本に薬剤を注入しているところで、
 これにより来年の綿毛の発生をかなり抑えることができるのだそうだ (北京の地元紙)。

 来年は、降るような綿毛の雪を見ることもないのだろうか。
 私自身、あれほど疎ましかったはずなのに、なくなればないで淋しくなるに違いない。
 植物に注射をしたり、哀れんだり……。
 人間って、なんて勝手な生き物なのだろうかとも思う。
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