HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ルリフタモジ(瑠璃二文字 オキナワハナニラ)

2016-07-25 | 【独り言】








(2016.07.23 林)


従来の伝統的な植物分類ではユリ科だった。
だから形態的にこう説明されていた。

『花弁と萼片の区別がつきにくいユリ科の花は
花弁に当たる部分を内花被片、萼に当たる部分を外花被片と呼んでいる
この花では、内花被、外花被がかなり明瞭に区別できる』

現在では分子系統学の立場から提案されているAPGの見解を基にしたマバリー体系ではネギ科と分類されたが、
APG第3版ではヒガンバナ科ネギ亜科(アガパンサス亜科、ヒガンバナ亜科など)とされている。
APGも版を重ねる事で変更の可能性もあるために、植物園などでは可能な限り併記するようにしている。
現在主流となっているクロンキストやエングラー体系とはかなりの部分で相違があり、
どの分類体系を使うかはそれぞれの考え方による為
これが正しい…と言う議論にはならないと思っている。

ただきれいな花を撮るだけなら、名前を調べるのも大変だ。
それに加えて科名まで調べて記事を書くのは面倒なこと
何々科などの分類学上の記述など無用、煩わしくなる。
いずれは何々科の特徴がありますね…という記述も当たらなくなるかも知れない。
平気で何々科の特徴がありますね…と、知識を吹聴する人は気をつけよう。










(2016.06.21 貴崎町)








ルリフタモジ(瑠璃二文字) 
ヒガンバナ(←
ユリ)科ツルバキア属 Liliaceae violacea(=Tulbaghia violacea)
ハナニラ(Ipheion)属、ネギ(Allium)属、ハタケニラ(Nothoscordum)属、ツルバギア(Tulbaghia)属は
全てヒガンバナ科に移されている。
(2016.06.02 林崎町・貴崎町)
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ルリフタモジ ハタケニラ ノビル


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