HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ツボミオオバコ1

2014-04-12 | 茶色系

去年もこの場所で撮っていた。
幾つかの場所でも撮った筈だ。
名前からは蕾の状態で受粉し、種子を零すのだろうと思うし
伸びた花穂だけ見ているとなるほど…という場面にも出会う。
それでも「閉鎖花」だけをつけるものでないことは
雄しべが風に揺らいでいるのを普通に見るからだ。
とすると、蕾のままではなく「開放花」もあると言うことなのか。

どうも蕾に拘りすぎるから少し取り違えが起こるのだろうとも思える。
つぼんだままの花と、雄しべが揺れている花とは明らかに様子が違っている。





 
ヘラオオバコが何株か紛れ込んでいる程度で
周囲は全てツボミオオバコが占めている。
 


花穂には黄緑色の萼片に「蕾」がのぞき、その先に白い雌しべ柱頭が見える。

先端部分が茶色く見えるのが一つの花の単位。
飛び出しているのが雌しべだから、雌しべ先熟を選択して
出来るだけ自花の花粉を受けない仕組みなのだろう。

 


蕾が開いた状態。
半透明、薄茶色に見える部分が花弁にあたる。
赤紫が雄しべの葯、二つに割れて白い花粉をだす。花糸は長い。
 


花粉を出し終えると、茶色くなる。
先端部分の雌しべはまだ少し蕾から覗いている。

 
完全に先端部分まで花が開いた状態。

ツボミオオバコ(蕾大葉子) オオバコ科オオバコ属 Plantago virginica
(2014.04.09 船上)

オオバコのように、雌性期・両生期・雄性期とハッキリした区別はないようだが
今年はしっかりと観察したい。
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ツボミオオバコ オオバコ ヘラオオバコ


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