殊更、他人様のブログなどのコメントに、専門用語を羅列する人がいる。
自分のページに何を書こうと構いはしないけれど、知識を披瀝する場所を違えてるし
そういう人に限って孫引きで間違いを助長する。
殊更、自分が知っている花の名前を何かに結びつけて話そうとする。
知らない花だと、見たこともありませんなどと無用な書き込み。
自分の見ていないものには興味が無いのだろうから
私には撮れないので、これからもよろしくね…などと、ため口をきく。
殊更、天気が悪いから、冬だから…、掲出するネタが無いので…と言い訳をする。
掲出することが自分に与えられた義務だと勘違いしているのだろう。
見て貰う為の、見せたいが為の、幾つもの殊更が、鼻をつくことも多い。
苦労して撮った甲斐があります…などのコメント返しはもっと鼻につく。
所詮は趣味の世界、仮想空間では無く顔を合わせて話せる人が近くにいないのだろうか…と訝る。
それでも暇を持て余すよりは良い…、思いがけない出会いが嬉しい…などと
せっせとネットの中を泳ぎ回っている。
その人たちにはこの雑草など、ただの雑草だろうしそんな花撮ってどうするのです?…となる。
取る(撮る?)に足りない雑草を殊更、野草呼ばわりするのは差別に他ならない。
だから、こんな花など撮らない方が良いのだし、たぶん撮る気も起こらない花なのだ。
春の花なのに、もう咲いているのですね…は良いとしても
春にきれいな花が咲き始めると、どうして雑草なんか撮るのですか?と来る。
(2019.03.08 林崎町)
☆
「この花は余り見かけないウスジロノゲシです…」なんて言おうものなら、蔑視?されるのがオチだ。
ノゲシ(野芥子) キク科ノゲシ属 Sonchus oleraceus
(2019.02.25 中八木)
☆
【ノゲシ類 考】
ウスジロノゲシは、花弁の色が薄い白…だから見た目で区別出来る。
アキノノゲシは、語呂は似てはいるけれど草丈も高くなり花も大きく別種。
ところが、ノゲシとオニノゲシの交雑種にアイノゲシ(Sonchus oleaceo-asper 合野芥子)
が存在することが幾つかのページに書かれている。
アキノノゲシには、「秋の」だが、こちらは「合」で助詞は要らないのだけれど
語呂が似ているとて、アイノノゲシなどと表現する人もいる。
確かに似たような場所に育つ両者が交雑する事は容易だろう。
それでも確たる区別が付いている訳でもなさそうで
「二つの中間型です」とか、「ノゲシでもなく、オニノゲシでもないと感じるものがアイノゲシ」などの記述。
このいい加減さを、二種の個体差の範囲を三種目を挙げて広げようとしている…などと
過激に論破しているサイトまである。
花期が春では無く、秋に至ることも多いからそれを区別しているのだろうとも思うのだが
ヒメジョオンとヘラバヒメジョオンのように明瞭な葉や花の違いは説明されていない。
雑草の花期などは、図鑑の記述にピタリ…と当て嵌まらないものも多い。
従って、確たる区別が付かないものまで、区別することもあるまいと思っている。
もう一つタイワンハチジョウナ(台湾八丈菜 Sonchus srvensis)が沖縄や本州中部に帰化していると
帰化植物写真図鑑オニノゲシのページの隣に記載されている。
学名に関しては Sonchus wightianus とするサイトもあり、花柄や総苞に腺毛があるそうだし
ハチジョウナ(八丈菜 Sonchus brachyotus)も、ノゲシの仲間である。
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今年秋のノゲシ 今年春のノゲシ 今年冬のノゲシ 去年春のノゲシ オニノゲシ アキノノゲシ
オニノゲシ(鬼野芥子)ノゲシ(野芥子)ウスジロノゲシ(薄白野芥子)
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