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この種子を採取しておきたかったのだけれど
根がない状態で残っていた蕾から幾つも開花した。
乾燥しきった場所でも花を咲かせている。
▲ 種子だけを採取するのは難しいので、一株採取。
根がないから水分は断たれている。それでも多肉質の葉は水分を幾らか蓄えていた。▼
▲ 急激に乾燥し始めたのだろう、大半はキャップが外れて黒い小粒の種子がばらまかれている。▼
▲ 果実が出来ると薄い果皮が全体を覆う。▼
▲ その後、果皮は脱落して、緑色の果実が出てくる。
この緑色が完熟すると、上蓋が外れて下のカップに溜まっている種子が見える。
スベリヒユ、ポーチュラカなど蓋付き果実の形態を「蓋果・がいか」と呼んでいる。▼
(2018.09.05 林)
☆
いつもこの花が列をなして咲く場所がある。
何かの基礎部分だったコンクリート割れ目に沿って
毎年のことだけれどかなりの広がりになる。
そこから一塊を採取した。
地上部で横にどんどん広がってゆくるのだけれど
たいていは数株程度、一株はかなり地中深くに根ざしている。
種子だけの採取目的だから、根はいらない。
それでも二日経って幾つもの花を咲かせている。
ヒメマツバボタン(姫松葉牡丹) スベリヒユ科マツバボタン属 Portulaca pilosa
別名にケツメクサ(毛爪草)
(2018.09.02 林)
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ヒメマツバボタン(姫松葉牡丹) 今年の種子 マツバボタン(松葉牡丹)
今年はヒメマツバボタンのお花を見ることができませんでしたが
可愛いお花ですね。
蓋付き果実の形態を『蓋果・がいか』
そう呼ぶのですね。
別名の毛爪草はたくさんの白い毛が関係あるのですか?
こんなにたくさんの白い毛は何だか素敵です。
これって忘れられないです。。。
花の頃にもしっかりと白い毛は伸び始めています。
蓋が取れて種子を零す頃になると、一層目立ちますから「毛爪草」は言い得て妙、です。
多かれ少なかれ、スベリヒユや園芸種のポーチュラカにもあるようですが
これほどは目立たないので、良い目印。
舗装道路の割れ目や隙間に小さな種子が流れ込んで大きな広がりになっています。7