HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

イヌノフグリ4

2014-02-27 | 【独り言】

イヌノフグリ、果実の形を「犬のフグリ」と名付けた。
ただそれだけのことだし、花がどうの名前がどうのと言うことでもない。
露骨に「睾丸を包む袋、陰嚢」とは言えないだろうから
明治の人たちが日常的に使っていた「フグリ」が花の名前につけられただけのことだ。
即物的な名前だとしても、その謂われを事細かく説明されたとしても
別に忌み嫌われる事は無いのだとも思うのだけれど、世に「改名推進論者」が多いことも事実だ。

それがこのイヌノフグリに向けられたものであれば
後から侵入してきたオオイヌノフグリを改名しよう…と言うのは分かる気もする。
オオイヌノフグリが春の野辺を美しい青で染めてくれるのに酷い名前だ…と言うし
言い換えることで、口にしやすくなるしだろうし、野の花をもっと親しめる…などと言う。
だから一連の話の中に、このイヌノフグリが全く加わっていないのがどうも解せない。

とまぁ、余計な独り言を並べるとまた、「フグリ」に異様に反応される方たちの反感を買う。
イヌノフグリはきれいな名前で呼ばれている外来植物に押され
住む場所を狭められて、石垣の隙間や古民家の軒先でやっと花を咲かせている。

 



  
暖かい日射しがないと花は半開きのままだし
完全に開いてもこの程度。



イヌノフグリ(犬の陰嚢)
 オオバコ(←ゴマノハグサ)科クワガタソウ属 Veronica didyma var. lilacina
(2014.02.24 林)
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今年のイヌノフグリ 幼苗 去年のイヌノフグリ


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