葉が展開するのが早い。
ヤマザクラは花とほぼ同じ頃に葉が広がる。
樹によっては、殆ど葉が出ていないものも見られるけれど、
オオシマザクラもほぼ同じ頃に広がる。
(2013.03.30 玉津町・上ヶ池公園)
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オオシマザクラ(大島桜) バラ科サクラ属 Cerasus speciosa (=Prunus lannesiana var. speciosa)
(2013.04.05 須磨離宮公園)
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オオシマザクラを基にした多くの「サトザクラ」
このサクラもそのひとつ…と言われている。
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中央付近の旗弁が目立つのが特徴と言われている。
花期の終わり、中心部だけではなく全体が桃色を帯びる、いわゆる「化粧咲き」になる。
八重、そう思って見あげていたら時々一重、この部分はやはりオオシマの血筋?
殆どは重弁だけれど、かなり一重も混じっている。
萼筒は細長く、特に一重のものはオオシマザクラ似。 ↓
ササベザクラ(笹部桜) Prunus lannesiana 'Sasabe-zakura'
霞桜(カスミザクラ)とオオシマザクラ系のサトザクラとの交雑種とされているが
最近のDNA解析の結果から、ヤマザクラ×ソメイヨシノとの結果も確認されている。
(2013.04.05・09 須磨離宮公園)
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【笹部桜】
「桜博士」と呼ばれた笹部新太郎が住んだ神戸市東灘区の旧居(現在は桜守公園)にあったが、
1997年に震災の影響で枯死したと言われている。
笹部氏は、水上勉の小説「櫻守」に登場する植木職人の親方のモデル。
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今年のオオシマザクラ 枝垂れ(不詳)
写真には撮れないですが、ヤマザクラもそうですが、他の木々と混じって咲いているサクラが良いですね。
オオシマザクラなど、何の飾りも持たないのでこの木の下で「花見」はしないのでしょう。
だからいつも撮りやすいサクラ…です。
花弁が比較的大ぶりなので、幾つものサトザクラの親になったのでしょうか。
画像の後半部分は、オオシマザクラ??です。
これだけの大樹に育っているのに、植生図にないのは、旧岡崎財閥の別邸にもともと植えられていたものだから…と言うことになっています。
ソメイヨシノとは違って、丈夫で長持ちのするサクラですね。
林の子さんのお陰です。
つぼみはほんのりのピンク色をしていて感じがいいです!
若草色の葉とあいまってうっとりします。
オオシマザクラを元にサトザクラが生まれたのですね。
八重の中に一重咲きなんていう咲き方も見ていて楽しそう