『鳥ばかりだったんやけど、ハッチョウトンボの話し聞いて岡山まで撮りに行ったんですわ…』
犬と散歩していた方に声掛けられて、マクロ撮影の話の途中で、ハッチョウトンボが出てきたから驚いた。
「明石にも、一ヶ所ありますよ…」
と、二ヶ月近く前に、その場所を案内する約束をした。
今日、自転車でいつもの道を走り、田植え前でかなりの水量になっている池に向かった。
オニヤンマが飛び去ったけれど、まだハッチョウトンボは飛んでいない。
けれど今年も間違いなく、初夏から初秋までは飛び続けるはずだ。
毎年そこに出て来るモウセンゴケは花茎を伸ばし始めていたし、
葉の先端から盛んに粘液を出して輝いているのがおもしろくて、二人して撮っていた。
『こんな場所、信じられませんわ。言うての通りそのまま残しときたいです…』と、
去年の新聞記事に書いた思いを納得して頂けた。
私よりも少し先輩だけれど、
秘密の場所を見つけて、うきうきしている子どもの様な笑顔だった。
帰路、堤体にミヤコグサを見つけ撮った直後に、見慣れない花が数株咲いているのを見つけた。
とっさに、数日前に千葉のHN・とんちゃんがアップされた画像に似ている事に気付いた。
周りにはイネ科の雑草しか無かったから、白い花が目立った。
ところが、フタバムグラと名前を付けたその植物は、しっかりと実物を観察してみると葉は対生ではない。
フタバムグラの類は、少なくとも双葉の名前通りに対生。
これは、互生だし葉の様子も違っている。
思わぬ拾いものをしたことになる。
早速、訂正コメントを送っておかないといけない。
カナビキソウ(鉄引草) ビャクダン科カナビキソウ属 Thesium chinense
↑ モウセンゴケ、トウカイコモウセンゴケ ↓
(2010.05.12 大久保)
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これなら葉がどのようについているのかはっきりします。
私が見たときもこんな感じで咲いていました。
全体を見るともう少しごちゃごちゃしていました。
ハッチョウトンボのきれいな画像もいっぱいあって見応えがあります。
電車で走るいつもの散歩道は生き物も植物も豊富なんですね。
モウセンゴケにトウカイコモウセンゴケは今年も期待できそうですね。
特にトウカイコモウセンゴケは先っぽの丸まったところに特徴がありますね。
いつまでもこの散歩道が残っていきますよう私も祈りたいです。
カナビキソウにもう一度出会えたら今度こそちゃんと撮りたいです。
間違いの訂正、お手数を掛けさせて申し訳けありませんでした。
ハッチョウトンボの状況確認に出掛けた場所で、よく似た植物が見つかりました。
最初、やはりムグラの仲間と感じたのですが葉が違う。
そんなものですね、実物を前にすると写真を撮るよりも全身くまなく…なんて、雑草捜査官みたいなものです。
画像はこの3枚だけ、特徴さえつかめばまたどこかで撮れるでしょう。
残念ながらこのため池の堤体は、山を潰して出来上がった住宅地の方たちの犬の散歩コース、汚物の処理さえ出来ない方も多いようで、街中と同じ状況になりつつあります。
ただ、湿地までは余り歩かないようで何とか…、それでも外来種が点々と広がり始めています。
大昔、高校時代は鬱蒼とした樹林帯の中で、近くに住む同窓と、菱の実採りをした懐かしい場所です。