HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

トウカイコモウセンゴケ

2009-06-23 | 夏 赤・桃色系

初見の花は図鑑で名前を確認できたものを
幾つかのネット記事・画像を参考にしている
記事は図鑑情報丸写しも多い中に
独自の説を立てているもの、図鑑の間違いを指摘するものなど
さまざまな展開があって、大いに参考となる

トウカイコモウセンゴケは、手持ちの図鑑には載っていないけれど
コモウセンゴケの関西版として記述されているものがこれに該当すると判断した
モウセンゴケ、コモウセンゴケの自然交雑種起源
従っていずれかの特徴を残しているのでその部分の特定をすれば同定にも役立つはずだろう

ただ、この場所に足を運んだのはわずかに三年目
生態をすべて把握しているわけでもないし、画像だけからの判断で、実験的解析をしたわけではない
この場所のこの種に関しては、先達がトウカイコモウセンゴケとして特定しすでに出版物が刊行されている
六甲山系にも自生している場所があるようだけれど訪れたことはないし
比較検討する材料を持たないので唯一の出版物に掲載されている
その説に従って、コモウセンゴケの関西版として掲出しているに過ぎない














モウセンゴケの花よりも少し径は大きく1センチ程度


捕虫用の腺毛の先端の粘液が光っている 葉柄はかなり明瞭だが
モウセンゴケと違って地面から立ち上がっていない
葉腋から三本、花茎が立っている









最も大きな湿地 眺めていないとわからない程度だが、一部は淀んでいるけれど水は流れている
しばらくすれば、その淀みにイトタヌキモミミカキグサが出てくるだろう





かなり目立つ桃色 ここでは多数派を占めているので
これがモウセンゴケだと勘違いされる心配もある


後方は、仲間のイシモチソウ 湿地から少し上のやや乾燥した場所
笹が茂っているようなところに共生している
交配種の強みだろうか

(2009.06.18 大久保)
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