HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

チヂミザサ(縮笹) コチヂミザサ(小縮笹)

2018-11-07 | イネ・カヤツリグサ・シダ類など

とにかくかなり酷いひっつき虫である。
一つの小花から芒が長短二本、長い方の先に粘液が滲み出て来る。
その滲み出た粘液がひっつき虫。
だから手で払い落とそうものなら、べたべたになる。
一度経験すると、草むらには入りたくなくなる筈だ。






(2018.11.01 森林植物園)






▲ 芒に白く見える部分は、粘液。輝いて白く見える。▼



▲ 芒から出ている粘液にオニタビラコの種子が引っ付いている。▼



▲ この程度離れてみると、キラキラ光って何とも輝かしい?▼



▲ まさかとは思うけれど、蟻が引っ付かれている…。

▲ 芒に点々と粘液が見える。
(2018.10.27 須磨離宮公園)


毛のないものはコチヂミザサ、毛のあるものはケチヂミザサと言う…らしい。

基本種はチヂミザサ…で良いようなものだけれど
コチヂミザサと言うから面倒になる。
そう思うといけないらしい。
区別しないならチヂミザサ、そう考える方が気楽だ。

幾つかある種類が面倒だからと全部を「ピラカンサ」などと呼ぶのとは訳が違う。
名前での区別はとかく面倒だ。








▲ 右端の一本は、気のせいかもしれないけれど毛があるように見える。

▲ 花はほとんど終わってしまっている。▼

▲ 一つの小花から芒が長短二本、長い方の先に粘液が滲み出て来る。▼





チヂミザサ(縮笹)
イネ科チヂミザサ属 
Oplismenus undulatifolius
ケチヂミザサ(毛縮笹)
Oplismenus undulatifolius var. undulatifolius
(2018.10.12 須磨離宮公園)


▲ ケチヂミザサ
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摩耶のチヂミザサ チヂミザサ チヂミザサ ケチヂミザサ


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2 コメント

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チヂミザサも色々ですね。 (こいも)
2018-12-04 17:16:27
林の子さん
とても気になる植物でしたが
カメラを向けてもなかなか上手く撮れないチヂミザサでした。
とても美しいですね。。。
小さな世界のすごいものを見させていただきました。
色々な種類のチヂミザサ…来年は挑戦してみたいです。
ひっつき虫には気をつけたいです。
ありがとうございました(*´▽`*)
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花の頃は良いのですが… (林の子)
2018-12-04 17:51:54
チヂミザサ、花の頃は平気で近寄っておしべやめしべを撮るのですが
果実ができはじめると、踏み入らない方が身のため…と思っています。
とにかくべたべたするので、ひっついたのを素手で撮ると
後々まで手に粘液がついて、始末に負えないですね。
それでも花の頃に撮っていると、果実の頃にも撮っておきたくなるもの。
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