圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

新年初に思ったこと

2007-01-02 00:06:31 | 日記
初日の出を見に行くために車に乗っていた時、渋滞が始まって・・・ミクロンが「日の出までにまだ1時間ある」と言った言葉から、止める事の出来ない時間という存在とその中でくり返される自然の営みについて・・・まだ真っ暗な空を見ながら、なんとなく考えたどんなに考えたって2100年にはもう私は存在しないのだと思うと、そうやってたくさんの人達が時間の中を通り過ぎていて・・もうすぐ演奏するマーラーという人もそうで・・もう居なくなってしまった今でもその音楽は生き続けていて・・数え切れない位の人達がマーラーが書き残した音符をたどっていて・・私もたどろうとしている。なんかとっても不思議で厳かな気持ちになったマーラーの9番シンフォ二ーからは、なんかとても生死を思わせるような雰囲気を感じる。この作品をどう弾こうなんて考えること自体とてもおこがましいことのように思った初日の出を見て自然の偉大さを痛感したこと・・マ-ラーという人もきっと自然に対する畏敬の念がとても強い人だったように思った。シュヴァイツアー博士や手塚治虫もブラックジャックの漫画の中でも言ったように・・・人間が生き物の生死をどうこうしようなんてとてもおこがましい事なんだと思ったのと、そういうことを感じさせる音楽がマーラーの作品のような気がしたのでした。そんな事を考えながら、今私の教室に通う子供達も限りなく続いていく時間の中での一瞬の時を共にしていて・・この子達の人生にわずかばかり関わる事が出来た私は、一生懸命に尽くさなければいけないと思ったのでした。この子達が大人になって、私と音楽を通じて共にした瞬間を思い出して懐かしく思ってくれたら嬉しいな~と思うのでした。


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