圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

たった一つしかない色

2008-05-21 12:34:43 | 圭子の音楽室
譜読みをしていく時に一番意識して欲しい骨の部分

バッハの作品は骨の部分だけで完成された音楽になるから強烈にすごい

楽典で経過音とか刺繍音とか難しい言い方で登場するけど・・・本質がわかっていればそれを何と呼ぶかなんて後からだっていいと思っているので、私は体や色・・・等いろんなことに例えて子供達には話すことが多い

和声進行をわかりやすくするために骨がどこと思うかだけを気にさせながら弾いてみたりする

骨組みという揺るぎないものがあって、周囲にいろんな物がくっついてる無駄な音なんて一つもないけれど・・・

役目というのが音楽の流れの中にもある

光と影のような関係でもある

小さい時から絵画に触れるチャンスも多かった私は、キャンバスにのるいろんな色の組み合わせやそれの占める面積や割合によって全体のニュアンスが変わり、そういった目の錯覚を刺激して楽しむのが美術の世界だとママから聞いた

音楽にも同じ事が言えると思う

聴覚・視覚と言えば視覚的なものの方が子供にとってはどちらかと言うとわかりやすい

真っ赤な宝石をいろんな色のシートの上にのせてみると・・・その度に同じ宝石なのに何だかニュアンスが違って見えることは子供でも感じる

音の世界でも同じ事なので、いろんなイメージで試してごらん・・・と話してみる

その子しか持つことが出来ないたった一つしかない音の色をたくさん創って欲しいと思っている

同じ曲を弾いたとしても同じ色なんて一つもないから、おさらい会で曲がダブっても全然関係ないのです










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