圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

Lacrimosa:ラクリモサ

2011-11-21 01:06:55 | 圭子の音楽室
モーツァルトのレクイエムの第7曲目のこの曲

「涙の日よ」と言うタイトルで美しい旋律が有名です

今度演奏するにあたって・・・これまでも何度か弾いたことはあるけれどあらためて考えてみました

ラテン語の歌詞・・日本語訳・・・と

この作品を全てモーツァルト自身の手によって完成されていたならどうだっただろうとか

ラクリモサも8小節間は完全にモーツァルト自身によるものだけれど・・・それ以降はジュスマイヤーによるものであらためて和声進行をスコアで見ていくと・・・「ん~やっぱりそうだな~」・・・と感じる

キレイにまとまってるけどモーツァルトならではの頭で考えたのではなく自然に沸き起こり天から舞い降りたような音楽じゃない

頑張って繋げ引き延ばした感が何となくある

他もモーツァルトのスケッチを頼りに書かれていてかなり完成度は高いけどやっぱりモーツァルト自身のものではない感じがどことなくする

でも・・ラクリモサの最初の8小節でモーツァルトの想いは十分にわかるからそのまんま温めたらいいかと

涙の日  その日は

    罪あるものが裁きを受けるために灰の中から甦る日です

    神よ この者をお許し下さい

    慈悲深き主イエスよ

    彼らに安息をお与え下さい   アーメン

私はクリスチャンではないのでこの歌詞のホントの深い精神的内容まで読み取ることが出来ないけど・・・

東北大震災の土地で演奏するという事はどういう意味かと考えた時

罪なき自然の営みによって起きた多くの人の悲しみと絶望・・・

大切な人と一瞬のうちに別れることになってしまったやり場のない怒り・せつなさ・・・

時間がたてば経つほど大きくなるだろう残された人の想いと・・・思いもよらず肉体を失い魂となられた方々がさ迷うことなく安らぎへと導かれますように・・・という気持ちを込めて演奏したいと思います


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