カズTの城を行く

身近な城からちょっと遠くの城まで写真を撮りながら・・・

気賀関所  ②

2008-09-11 23:53:43 | Weblog
気賀関所に入って、通路を挟んで北側に本番所があり、南側に向番所と遠見番所があります。
遠見番所に上がって四方を見てみました。城巡りでは、天守に登って高い所からの景色を見ることが当たり前のようになっていますが、このような低いやぐらの上でも味のある景色が見れるものです。
向番所の中には牢屋があり、こんな所に入れられてしまわないように真っ当な人生を送らなければ・・・と思うのでした。


<
<
<
<
<


<
気賀関所


<
<
<
<
<


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気賀関所

2008-09-09 22:59:24 | Weblog
犀ヶ崖公園から北へ走り、細江町へ。
姫街道の関所が気賀関所です。慶長6年(1601年)に徳川家康によって創設されたといわれています。入場券と一緒に通行手形(紙)も貰いました。


<
<
<
<
<


<
気賀関所


<
<
<
<
<






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『戦国に散る花びら』  第九話  戦国への誓い

2008-09-08 00:06:38 | Weblog
廊下をバタバタと音を立て、対面の間へ家康がやって来た。そこには、榊原らの家臣が揃っていた。家康が上座に座ると、榊原が外に向かって言った。
「二人とも入るがよい。」
戸の陰から呼ばれた二人が、対面の間へ入り座って深々と頭を下げた。
「三津林、面を上げい!」
家康が喜んで言っている。三津林はゆっくり顔を上げた。
「よく無事であった。わしは生きて城に戻れたが、そなたのことが気になってしかたなかったんじゃ。」
「はい、あの後、追っ手から逃れたのですが、崖から落ちてしまい、木に引っかかって生き延びましたが、気が付いて戻るのに時がかかりました。」
「そうか、そなたの奥方には討たれたと言ったが、奥方は帰って来ると信じておった。本当の夫婦じゃ、思いが通じおった。」
「ははっ。」
三津林は、恐縮して何を言っていいのか判らなかった。
「そなたはわしの命の恩人じゃ、褒美を与えよう、何か望むものはあるか?」
「はい、私は家康様が天下をお取りになり、泰平の世を作ってくだされば、それで・・・。」
「そなたは、武田に負けたわしが、天下を取れると思うのか?」
「はい、時がかかっても必ず取れると思います。」
家康は、ニヤリと笑った。
「あの、私は住む所が欲しいです。」
口を挟んだのは、三津林の後ろで頭を下げていた愛美だった。
「奥方どのの方が、正直だな、ははは。」
家臣達が笑った。
「榊原、屋敷を用意してやれ。下働きもつけてじゃ。」
「出来れば、他の足軽の皆さんと一緒の所が良いのですが・・。」
「なに、長屋で良いのか?」
「はい、何も判らないので皆さんに教えてもらいたいのです。」
「そうか、そなた達は、欲がないのお。」
「いいえ、また夫が手柄を立てましたら、次はたくさん褒美を下さい。」
また家臣達が笑った。



面会を終えた三津林と愛美は、榊原の家来に城下の足軽長屋へ案内された。
「ここを使うがいい。」
「ありがとうございます。」
二人が礼を言うと、榊原の家来はすぐに帰って行った。
「今日から、ここが私達の新居ね。ちょっと小さいけど私気に入ったわ。」
「本河田、お前は本当にこれでいいのか?」
「先生、愛美って行って下さい。夫婦なんだから。今は二十一世紀じゃないんです、戦国の世なんです。こんな私が一人で生きていけるわけがないじゃないですか。・・だから、よろしくお願いします。」
「そうか、じゃお前も“先生”はやめろ。」
「はい、・・・あなた。」
そこへ、渡名部とさゆみがやって来た。
「今日からここで新婚生活だな。」
「あっ、そうだ!さゆみもここに居ていいから。」
「いいわよ私は。・・・二人の邪魔しちゃ悪いじゃない。」
「でも、どうするのよ、ここは戦国時代よ。」
「そうだぞ、今は現代に戻れる保障はないし、知ってる人はいないんだ。遠慮しないでここで一緒に住もう、なっ大庭。」
「大丈夫だよ、俺の所へ連れて行くから・・・。」
渡名部が照れくさそうに言った。
「私、渡名部さんの所に行くから心配しないで・・・。」
三津林と愛美は呆気にとられた。
「ほ、本当?」
「うん、いろいろ話して、今は渡名部さんと一緒でもいいかなって思ったわけ。だから愛美達は、ここで仲良く暮らしてちょうだい。ふふ。」
ふふ、じゃないだろ・・・と三津林と愛美は思った。ほんの少し前に出会ったばかりの二人が、いつの間にかこんな仲になっているなんて・・・と思ったが自分達もたいした違いはないのかもしれない。
「さゆみが、それでいいなら私は・・・。」
「そうだな、駄目だとも言えないよな・・・。」
「それじゃ、また後で呼びに来るから、今日は俺の所で飯食おうや。」
そう言うと、渡名部とさゆみは手を繋いで出て行った。三津林と愛美は口をポカンと開けたまま二人を見送った。

四人が仲良く渡名部の所で食事を済ませた頃、城からの使いが来た。少しの部隊で野駄城へ向かうとのことで、その中に渡名部と三津林も召集され、参加することになった。三津林と愛美は、すぐに自分達の長屋に戻り支度をした。
「もう俺は、戦国に生きる男になるって決めた。それでもいいか?」
「うん、私もその男の妻になる。でもきっと帰って来て!」
「ああ、絶対生きて帰って来るよ。愛美のために・・・。」
二人は、共に戦国の世に生きることを誓い、そして熱い口づけをした。



総勢数十名の部隊は、搦手門の近くの曲輪に集まった。
「我らは、掘枝城に向かったと思われる武田軍の偵察と、少しでも西方への進軍を遅らせるための奇襲を使命としている。新参衆の我らが手柄を立てて帰れば、殿に認められる良い機会だ。しっかり働け!」
家康の家臣になったばかりの作久間浪之助という武将が、三津林達にこの部隊の目的を話した。
「生きて帰れるかは、五分五分だぞ三津林君!」
「判ってますよ渡名部さん、しかし必ず生きて帰りましょう。俺達には待ってる人が居ますからね!」
「そうだな。」
暗い中、月明かりを頼りに部隊は出発した。
愛美は、木の陰から門を出るその部隊を見送っていた。そして手を合わせ夫の無事を祈った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三方ヶ原古戦場犀ヶ崖

2008-09-07 01:23:43 | Weblog
8月12日の浜名湖周辺歴史探訪は、浜松市街に入り、浜松城付近で国道152号線から257号線に移り、北へおよそ1キロほどの所にある犀ヶ崖資料館を訪れました。
徳川家康が浜松城主だった時「三方ヶ原の戦い」がありました。あの武田信玄率いる大軍と戦い、家康が敗れた戦です。この「三方ヶ原の戦い」と「犀ヶ崖」そして「遠州大念仏」の関係をビデオや展示物、資料で教えてくれるのが犀ヶ崖資料館です。
ここの館長さんらしき人が、いろいろ説明をしてくださり、ビデオを見せて頂きました。今私がブログに載せています小説のこともあり、真剣に見聞きし、史跡犀ヶ崖を見学し、写真を撮りました。


<
<
<
<
<


<
三方ヶ原古戦場犀ヶ崖


<
<
<
<
<



犀ヶ崖資料館を出て、さらに北方へ車を走らせ、次の目的地へ向かいました。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新シリーズ ザ・城巡り  ① 浜松周辺城巡り

2008-09-05 01:03:33 | Weblog
今日から新しいシリーズとして、今までに日帰りや泊まりで行って来た城巡りの画像をまとめたものを、時々挟んでいこうと思います。
第1回目は、昨年から城巡りを多くするようになりましたが、その先駆けとなるような城巡りを平成14年2月9日にしていたので、その写真からです。
その頃から地図を調べて、城址・城郭を探していたのですが、最初にまとめて城巡りをしたのが、浜松周辺の城址巡りでした。まず浜松城に行ったのですが、工事中で姿が見れませんでした。それから当時は、浜北市だったと思いますが、二俣城へ行き、さらに三ケ日に向かって千頭峰城址を目指しました。
千頭峰城址は分かりづらかったうえに、小山の上に城址があり、一人で息を切らして山を登り、何とか写真だけは撮ってきました。でもそれで疲れてしまい、帰ることにしました。

<
1・工事中の浜松城
< < < < <

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

撮りたかったベスト1 和歌山城

2008-09-03 23:34:15 | Weblog
和歌山城の撮影で、計画中の時から撮ってみたいアングルがありました。しかし実際には普通に観光客が撮ることは難しいのでは?・・・と思いました。
何処かのビルの屋上あたりでなければ撮れないかもしれない。その場所を探すうちにそう思いました。でも理想に一番近いアングルを探して撮ってみました。
電柱、電線が入っていますがこれが自分では、撮りたかったアングルのベスト1です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅籠  紀伊国屋 ②

2008-09-03 00:02:51 | Weblog
旅籠・紀伊国屋を一階、二階、外と見て回りました。枕は、ちょっと今の人(自分)では・・・。水琴掘やお風呂、階段も昔を偲ばせるものでした。


<
<
<
<
<


<
紀伊国屋


<
<
<
<
<



紀伊国屋を出て駐車場に戻り、浜松方面へ向かいました。途中昼食でラーメン屋に入りました。・・・美味しかった。
次は、浜松市街の史跡へ向かいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする