カズTの城を行く

身近な城からちょっと遠くの城まで写真を撮りながら・・・

新井宿  旅籠  紀伊国屋

2008-08-31 23:48:25 | Weblog
新居の関所から歩いてすぐの所に、旅籠・紀伊国屋があります。
江戸時代からの老舗で、建て替えられてはいますが、江戸後期の旅籠建築様式が随所に残されています。今は旅館ではなく資料館ですが、何だか泊まって二階の窓から通りを眺めてみたい気がしました。

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紀伊国屋
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『戦国に散る花びら』  第八話  生還

2008-08-30 00:30:25 | Weblog
愛美と渡名部は、浜奈城から一キロほどの所にある林の中を歩いていた。そこにはまだ討たれた兵達の遺体があちこちに残っていた。
「これが戦国時代なんですね・・・。」
「ああ、俺も最初は涙が出るくらい怖かったさ。」
「渡名部さんも敵をこうやって殺したんですか?」
渡名部は立ち止まった。
「最初は、怖くて槍を振ってただけだったんが、そのうちそれが敵の一人に刺さってそいつは倒れた。そしてまだ動いていたのを、隣の味方が震えながら何度も槍を刺してた。自分が生き延びるためには、そうするしかないんだこの時代は・・・。」
「ごめんなさい、嫌なこと聞いちゃって。」
「いいんだよ、元の時代なら殺人犯だ。でもここへ来ちゃった以上、これが現実なんだ・・・。」
「あっ!」
「どうした愛美ちゃん!」
愛美が一人の遺体の前で立ち止まっていた。
「三津林か!?」
愛美は首を横に振ったが、淋しそうな顔をして腰を下ろした。
「私と先生の結婚式をしてくれた人・・・。」
「お前達、本当に夫婦になったのか・・・。」
愛美は手を合わせた。渡名部もそうした。
「遺体は後で供養するから、とにかく三津林を捜そう。」
二人はまた林の中を歩いた。



「お前達は、前から付き合っていたのか?」
愛美は首を横に振った。
「私は好きだったんだけど、たぶん先生は何とも思ってなかったと思う。私、歴史が好きだから、皆は先生のこと戦国マニアの変人みたいに言ってても、私は憧れてたの。だから史跡見学に私が誘ったんだ・・・。」
「そうか、淡い恋心が二人を戦国時代に導き、晴れて夫婦になったってわけか。」
「冷やかさないで下さい。」
「すまん。でもこの時代じゃなければ、年の差がある先生と生徒が結ばれることなんてそうそうないし、それにたぶん彼も君のことを好きっだったんじゃないかな・・。」
「どうして判るの?」
「それは・・・、男だからさ。」
「どういうこと?」
「それは彼に聞くんだな!さ、どこかで気絶でもしてるだろうから、捜して見つけるぞ!」
「うん。」
二人は先へ進んだ。しばらくすると二人の前に大きな岩が立ちはだかった。渡名部はその中の低い岩に飛び乗った。
「うわっ!」
渡名部は大声を上げて、岩からこちらへ飛び降りた。
「どうしたんですか?」
「が、崖だよ。危なかった、そのまま落ちたら命はないよ。」
「まさか先生、そこから落ちたんじゃ・・・。」
「そんなことないさ、とりあえず回って捜そう。」
二人は崖の上を、低い方に向かって歩いて行った。


三津林とさゆみが、地震で光の中に落ちてから、どれくらいの時が経っているかは定かでない・・・。
「先生、大丈夫ですか?」
さゆみは、気を失っている三津林の肩を揺すった。辺りを見回すと地震が起こった時の場所と違うような気がした。・・・だが崖の下だ。
「先生!」
「ん、んん・・。」
「気が付きましたか?」
「あ、ああ。けがはないかい?」
さゆみは起き上がって、手足を振ってみたが痛みはなかった。
「大丈夫みたい。・・・だけど私達、あの割れ目からこんな深い所に落ちたの?よく生きてたわね。」
「違うよ。・・・僕が元の時代に戻った時と逆に、戦国時代の崖の所にタイムスリップしたんだ。」
「うそお、タイムスリップなんて映画の中だけでしょ・・・。」
さゆみは半信半疑の状態で、辺りを見回すばかりだった。
「とにかく、上がれる所まで行こう。」
三津林も立ち上がって、崖の底をさゆみと進んだ。
「ちょっと待って!俺の手を掴んで目を閉じて歩きなさい。」
「どうして?」
「いいから!」
しかたなくさゆみは、言われる通りにした。しかし好奇心から薄目を開けて進んでしまった。
「きゃっ!」
さゆみは、三津林に抱きついた。目の前に目を見開いて死んでいる男の遺体があった。そして後ろを見るとそこにも鎧を着けて無残に息絶えている遺体がある。
「せ、先生!これは?」
「だから目を閉じてろって言ったんだ。これが本当の戦国時代の姿だよ。」
「先生怖い、帰りたいよ、家に帰りたい・・・。」
さゆみは涙を流して三津林の腕を揺すった。三津林はそれでも冷静に遺体の腰から刀を抜いた。
「何するの先生!」
「これは、敵の遺体なんだ。まだ敵が近くにいるかもしれない。」
三津林は、腕を強く握られたまま前に進んだ。しばらく歩くとまた遺体があった。
「俺と同じように、上から落ちたのかもしれない。」
「じゃ、なぜ先生は助かったの?」
「だから、タイムスリップしたからだよ!」
「じゃ、なぜ先生だけタイムスリップしたの?」
「そ、それは・・判らないけど・・・。」
確かにそうである。白い光とともにタイムスリップしたのは三津林だけで、他の者は崖下まで落ちて死んでいる。
「運命なんだ、きっと・・・。」
「運命?」
「そう、俺も、君も、本河田もタイムスリップしてしまう運命だったんだ。そしてもう一人・・・。」


崖が浅くなってきたのが判った。
「この辺りで降りてみよう。」
大きな岩も少なく、底も数メートル下に見えている。
渡名部が先に下りて、愛美を待った。続いて滑るように愛美が下りて来た。愛美は小袖のお尻に付いた土を掃った。
「あっちへ行って見よう。」
この辺りの崖は、くねくねと曲がった状態で続いていた。愛美は渡名部の後ろをついて行った。


真っ直ぐだった崖下の道が、くねくねと曲がってきて先が遠くまで見えなくなってしまった。
「気をつけた方がいいかもしれない・・・。」
「どうしてですか先生?」
「岩の陰から敵が襲ってくるかもしれないだろ・・・。」
二人は、忍び足になって進んだ。
しばらくすると、バキッっと岩陰の向こうから音がした。
「大庭、下がってなさい!」
三津林は、さゆみに言って刀を構えた。へっぴり腰だが・・・。
すると岩陰から男が現れた。
「誰だ!・・・あっ!」
「あっ、三津林君!」
渡名部だった。
「えっ!」
渡名部の後ろから愛美が現れた。三津林は刀を捨てた。
「せん、せい・・・。」
そう言って愛美が駆け寄って来て、三津林に跳び付いた。
「信じてた、生きて帰って来るって、信じてた!」
愛美は、泣きながらそう言って何度も口づけをした。
「馬鹿!生きてたならもっと早く帰って来てよ、私心配で死んじゃいそうだったんだから!」
愛美は、三津林の胸を叩いた。
「ごめん、いろいろ事情があって・・・。そうだ、お客さんがいるよ。」
「えっ、誰?」
愛美は、抱き付いている三津林の後ろに視線を向けた。
「さゆみ・・・!?」
「愛美だよね・・・!?」
二人は、目を丸くしてお互いを見た。三津林が横にずれると、さゆみが駆け寄って愛美に抱きついた。
「心配したよ、愛美が行方不明になっちゃうんだもん。皆は、センミツに誘拐されたって言ってたんだよ。」
「誘拐?」
愛美はセンミツ、いや三津林を見た。
「先生、どうしてさゆみまでこの時代に来ちゃったの?」
「それもいろいろと事情があって・・・。」
三津林が歯切れの悪い返答をしているのを見て、渡名部が口を挟んだ。
「とにかく、良かった!無事で良かった!城へ行こう、城へ!」
短い間でも積もる話はあったが、とにかく四人は、城へ行くことにした。



こうして四人の男女が、現代から戦国時代へのタイムスリップで揃い、波乱に満ちた人生を送ることになるのだった。


                        ・・・つづく



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新居関所  最終回

2008-08-29 23:30:28 | Weblog
昨日投稿予定のこの回が、雨と雷で家のブレーカーが切れて停電の連続。せっかくの記事も消えてしまいました。・・・で今日再挑戦です。

最初にも書きましたが、新居の関所は、随分前から何度もこの前の道を通って外から見ていたのですが、この日が初めての見学でした。意外に他の見学者もいて歴史に関心を持つ人もいるんだと思うと、仲間が出来たような気になって少し嬉しかったりして・・・。子供連れもいて、これは夏休みの宿題か自由研究か・・・と推測する私でした。
この関所は、国の特別史跡に指定され、唯一現存する関所建物だそうです。これから大御門なども復元するみたいです。・・・がんばれ新居町!


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新居関所


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関所の見学、撮影が済むと、関所と合わせて旅籠の見学も出来る入場券を買っていたので、駐車場に車を停めたまま、関所の前の道を西へ進み、信号の先にある旅籠“紀伊国屋”へ向かいました。
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続 新居関所

2008-08-26 23:42:56 | Weblog
新居関所の続きです。
関所には、ここを通る人を取り調べるお役人さん達がいました。私達は、通行手形を持っていませんでしたが、入場券を買いましたので無事通ることが出来ました。・・・なんちゃって!


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新居関所


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新居関所(今切)

2008-08-25 00:12:41 | Weblog
8月12日に浜名湖周辺の歴史探訪に出掛けました。
最初に訪れたのが、新居町にある新居(今切)関所跡です。実はここの前を2週間に1回必ず仕事のルートで通っているのですが、プライベートも含めまだ1度も寄ったことがありませんでしたので、初めての訪問となりました。
関所は、「入り鉄砲と出女」と言われるように、江戸に持ち込まれる鉄砲や武器に目を光らせるとともに、江戸から出る女性に対して特に厳しい調べを行なっていたそうです。


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新居関所


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『戦国に散る花びら』  第七話  帰らない夫

2008-08-24 01:14:31 | Weblog
愛美は三津林の死を信じることが出来なかった。それが誰の言葉だろうと。
すぐに城門の前で帰ってくる兵達を一人一人確認していた。夜通し城門の前にいたが、三津林は現れなかった。

「愛美さん、これ食べなさい。」
「ありがとう・・・。」
翌朝、心配した女中仲間が食べ物を差し入れてくれたが、愛美は食べることが出来なかった。
午後になって榊原隊が帰って来た。その隊列は疲れ果てた姿ばかりで、怪我人も多かった。そして愛美は、その隊列の中を必死で三津林の姿を捜した。
「嫁御どの・・・。」
一人の足軽が愛美に近寄って来た。
「あなたは・・・。」
見覚えがあった。その足軽は、出陣前に愛美達を祝ってくれた人達の一人だった。
「三津林は、帰ってるか?」
愛美は首を横に振った。
「そうか、あの時はぐれなければ・・・。」
「一緒だったんですか?」
「敵方に加太助さんが討たれて、二人で逃げたんだが、途中ではぐれてしまったんだ。でもきっと無事さ。」
愛美は、うつむいて首を振った。
「お殿様の身代わりになって死んだって・・・。」
「本当か?」
「うん・・・。」
男は何も言えなくなった。
「でも、私は生きてるって信じてる。だから待ってるのここで・・・。」
「そうか・・・。」
男は隊列に戻って行った。



また一夜が過ぎた。
昼頃だった。怪我をした足軽が槍を杖代わりにして門の所へやって来た。
「愛美さん!」
「渡名部さん!」
「一人か?三津林君は?」
その言葉を聞くと、愛美が泣き出し、その場に崩れ落ちた。その様子に渡名部は察した。
「帰っていないんだな、気を落とすな、きっと無事さ。」
「でも死んじゃったって・・・。」
「いや、大丈夫さ、まだ敵が多くて帰って来れないだけさ。俺だって、中根様や仲間が討たれても、生きて帰って来たんだ。」
渡名部は、愛美を抱き起こした。
「わ、私も生きてるって信じる・・・。」
「そうさ、敵がいなくなったら捜しに行こう!」
渡名部は、ひとまず愛美を連れ、城内へ入って行った。



三津林は、現代に戻っていた。
武田方に追われ、林の中を走っていた時、岩場を飛び越えるとその先には道が無く、崖を真っ逆さまに落ちてしまった。だが崖の下からあの洞穴と同じような光が現れ、三津林はその中に落ちて気を失った。
気がつくと三津林は、街中の一角にある崖下に倒れていた。周りを見るとコンクリートの水路や看板があり、明らかに戦国時代ではなかった。
三津林は、身に着けていた胴丸や籠手などの具足を脱ぎ、枯葉の下に隠した。幸いにもポロシャツとジーパンの上に直接着けていたので、汚れてはいたものそのまま現代を歩ける状態だった。
とりあえず知っている場所だったので、崖の端に回り低い所から上がり、藪を抜けて道へ出た。車が行き交う明らかな現代だった。だがタイムスリップする前と同じ時なのかは、すぐに判らなかった。
三津林は距離はあるが、とにかく自分の住んでいるアパートのある町まで歩いて行くことにした。

三十分くらい歩いただろうか、見慣れた風景が周りに現れ、もう角を曲がればアパートが見える所までやって来ていた。
しかし角を曲がると、アパートの前の道路に、パトカーや新聞社の車が何台も止まっていて、その周りを野次馬がたかっていた。
何だろう?・・・アパートを見ると二階の三津林の部屋の玄関を警察官達が出入りしているではないか。
三津林は野次馬の一人に尋ねた。
「何かあったんですか?」
「何だか、あそこの部屋に住んでる高校の先生が、同じ高校の女子生徒を連れ去ったとか・・・。」
「連れ去った!?」
どうしてそんなことになってしまったのか、三津林は呆然とした。
「最近は、先生でも何するか判らないわね・・・。」
「生徒さんは、学校で一番のアイドルだったみたいよ・・・。」
「殺されてなければ良いわねえ・・・。」
隣のおばさん達が話している。
殺すわけないだろ!・・・と思ったが、三津林は自然とそこから離れて行った。

三津林は歩いた。今度は目的地もなくただ歩いた。そしていつの間にか、またあの崖の近くまでやって来ていた。
どうしたらいいんだ・・・。三津林は近くの公園のベンチに座り、途方に暮れていた。
すると自分のお尻が、ブルブルっと震えた。正確にはズボンのポケットだが・・・。
三津林は、ポケットから携帯電話を取り出した。それは出陣前に愛美からお守り代わりにもらった携帯電話だった。
開くと相手は、“さゆみ”と出ていた。
愛美のクラスメートの“大庭さゆみ”・・・か?三津林はボタンを押して耳に当てた。
「愛美!愛美なの?今何処にいるの?本当にセンミツに誘拐されたの?」
口を挟む間がないほど、さゆみは捲くし立てた。
「あ、あのお・・。」
「えっ!誰!愛美じゃないの、愛美は何処?愛美をどうしたの?」
「あの、三津林だけど・・・。」
「えっ、先生?ホントに愛美を誘拐したの?」
「ち、違うんだ、本当に違うんだ。」
「じゃあ、愛美は何処なの?どうして愛美の携帯に先生が出るの?」
「簡単に説明は出来ないけど、とにかく誘拐はしていないし、本河田は無事だよ。」
事実であり、本当に説明も困難だった。
「申し訳ないが、どうたらいいのか判らないんだ、アパートには警察や何やら大勢いるし、本河田はいないし・・・。」
「いいわ、私が行くから先生逃げないでね!」
もし誰かを連れて来たらどうしようかと思ったが、望みを込めて大庭さゆみに居場所を教えた。

十分くらいで公園にさゆみが自転車に乗って現れた。
「先生!」
さゆみが自転車を降り、ベンチに座っている三津林の所へ駆け寄って来た。三津林は立ち上がった。
「先生、どういうこと?愛美はどこ?」
「とにかく落ち着いてくれ。俺も信じられないことが起こったんだ。」
三津林はさゆみをベンチに座らせ、自分も座った。
「今日、何日だ?」
「八日だけど・・・。」
「じゃあ、一昨日くらいに地震がなかったか?」
「うん、あったよ。大きな地震だったじゃない、先生だって知ってるでしょ。」
「その日、本河田に誘われて双俣の史跡へ行ったんだ。そこで・・・。」
さゆみにその時からのことを一部始終話した。
「先生、頭おかしいんじゃないの!そんな馬鹿げた話、私が信じると思う?やっぱり愛美を何処かに連れてったんでしょ!」
「本当なんだ、信じてくれ!」
「やっぱり、警察に連絡するわ!」
「ま、待ってくれ!・・・そ、そうだ、こっちへ来てくれ!」
三津林は、さゆみの手を掴んで立ち上がり、そのまま引き連れて公園の横の藪の中に連れ込んだ。
「先生!何処行くの?私まで誘拐する気!」
「違うよ、見て欲しいものがあるんだ!」
崖の間の水路を走って、タイムスリップで帰って来た所へさゆみを連れて行った。
「ここだ!」
三津林は、崖の途中にある木の下の枯葉をかき分けた。すると陣笠や胴丸、籠手などが出てきた。
「何、それ?」
三津林は、それを出陣の時のように身に着けた。
「ほら、これなら信じてくれるかい?」
「何処から盗んで来たの?」
「違うよ、本当に戦国時代に行ってたんだよ!」



その時だった。
「あっ!また地震!」
立っていられないくらいにグラグラと揺れた。
「きゃっ!」
足元のコンクリートの水路にひびが走った。さゆみは慌てて三津林の手を掴んだ。
「大丈夫だ!すぐに収まるさ!」
しかし期待に反して揺れはさらに大きくなり、水路に走ったひびも広くなったうえに、二人が立っていた所もドドッと沈んでしまった。その弾みでさゆみがひび割れの間に落ちてしまった。
「助けて!」
辛うじて三津林の手を掴んでいたので、深い地割れの中に落ちなかったが、三津林も倒れてしまっている。
「は、放すな!」
と言った三津林も、ズルズルと引きずり込まれそうな状態だった。
「うわっ!」「きゃあっ!」
再び強い揺れがあり、二人とも地割れの中に落ちてしまった。
そしてその時、またあの時と同じように眩しい光が二人を包み呑み込んだ。


      ※ この物語はフィクションです。
     



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シリーズ  松本城を行く  ④

2008-08-23 01:01:04 | Weblog
松本城シリーズも今回が最後です。
国宝・松本城のある松本市は、歴史的な観光名所が多くあるようです。松本城周辺にも蔵の街、武家屋敷、旧開智学校などいろいろあります。
今回の旅行では、スケジュールの都合であまり多くを見て回ることが出来ませんでしたが、いつかまた訪れたい所の一つになりました。


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松本城を行く


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シリーズ  松本城を行く  ③

2008-08-20 23:32:41 | Weblog
お城(天守や櫓)に入るとほとんどの所で展示物があります。
当然松本城にもあります。・・・で国宝級のお城と復元、模擬のお城などの違いは、復元、模擬のお城が博物館的な印象になるのが(実際博物館としているところもあり)、松本城などは、展示物が同じようにケースに入っていても、古い柱や板の間にあるだけで、その時代を感じさせるような雰囲気があるところでしょうか。


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シリーズ  松本城を行く  ②

2008-08-19 00:19:57 | Weblog
お城の中には、いろいろな仕掛けがあります。それが何百年も前の姿のまま残っているのが、国宝の城です。
急な階段も、太い木の柱も、何人もの城主が入れ替わりいた時のものなのかと思うと、本当の歴史がそこにはあるんだと感じます。

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松本城を行く
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予告・・・二件あります。

2008-08-18 16:47:17 | Weblog
お盆休みも終わりましたね・・・残念!
この休み中に、日帰り歴史巡りと一泊お城巡りをしてきましたので、編集が終わりましたら投稿していきたいと思っていますので、お楽しみに・・・。

1、浜名湖~浜松歴史巡り



2、福井市周辺お城巡り



暑い日が続き、汗をかきながらのお城巡り等でしたが、福井は雷注意報が出ていましたので、その影響を受けずに回れたので良かったです。
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