山風景とデジタルコラボ+α                                   

コンテンツ作製のため、山風景等を素材にして様々な試みを綴ってみます。

秋葉山から火事(番外編)その4

2014年09月24日 | 歴史ネタ
その10最終回で、春野図書館で見つけた昭和15年~17年にかけての大造営後の画像は一つだけだと申しましたが、実はワタシには判別できない怪しい画像がもう一つありました。

右側の、拝殿内部を撮影した中段画像がそれです。


拡大してみましょう!

キャプションには、
上段が「大正時代の秋葉神社」 まあ、合ってます。
中段が「焼失前の秋葉神社」 微妙です。大造営の前なのか、後なのか判然としませんね。
下段が「遠州秋葉神社機織井(はたおりい)」 こちらは現存することを確認済みです。

さらに拡大します。

階段状に見える祭壇部分から先が、幣殿だろうと思われます。
となれば、階段を上り詰めた先には本殿へ通ずる観音開きの戸があるはずです。
画像から判断できることは、拝殿と本殿の高低差は2m程度でしょう。
古絵葉書に写る明治期の拝殿と本殿の高低差は、ほぼフラットのように見えますので、下社に掲げられる航空写真からすると、大造営後に撮影された画像である確率が高いかもしれませんね。

現在の拝殿内部と概観を、参考画像として掲載しておきます。



現在の拝殿と本殿の高低差は1.5m程度に思われます。

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