下仁田からR254で佐久市へ向かえば、おのずと国道脇のこのポケットパークが目に留まるはず。
少なからずも山に興味を持つものとってそこから望む荒船山は、見たものを間違いなく圧倒させてしまうに違いない。
昨日遠望した水平甲板景色とはまるで違う荒々しさを誇示するがごとく、高さ200mもの垂直に切り立った2艫岩の絶壁が、巨大なカーテンを開いたように我々の前に立ちはだかっていた。
などとエッセイ風に書き始めてみたのだが、私に洗練された文章など綴れるはずもなく、いつものような調子で記述するしかありません。
アプローチは、もっとも標高差が少ない内山峠をチョイスです。
でもね、単に山頂往復ではつまりませんから、周遊コースを設定してあるのですよ。
我々が到着した時刻には、既に駐車場に7,8台が停まっておりました。
へのへのもへじはカカシではありません。いつまで経っても老いもせず、益々お元気のご様子なへんなオジサンです。
別になんの意図もありません。 いつもトランクに忍ばせてある座布団です。
登山道は思いのほか整備されていました。 ぐんぐんトモ岩が近づいてきます。
それもそのはずです。強烈なスピードで歩行し、先行登山者を4組ほど追い抜きましたから。
一杯水を通過すると、本格的な登りとなります。でも、大した標高差ではありません。
あっというまに、水平道となりました。
水平動を進んだ先でこの注意板を見たら、誰しもそこがトモ岩の上部だと思うでしょう。
(決して間違いではありませんが)
下を見下ろすだけの木々の隙間もありますし・・・
なので、動画を撮影してみました。
でも実はその先に、東屋が建つトモ岩上部の先端展望台があったのです。完全なリサーチ不足でした。
方角盤も設置されています。
お札もおかれてありました。
展望台からは大きく旋回するように右回りで、経塚山山頂へ向かいます。
細長い甲板上部を歩いているのに、なぜか小川が流れる場所もあります。
神代の時代に領地争いをしたことが記されている「皇朝家古修武之地」碑に立ち寄ります。
高さは優に3.5mはあるでしょう。(付近でコーヒーも沸かしました)
同じような景色を見ながらの一本道で、快適な甲板歩きが約1kmほど続きます。
そして、この分岐点から登りとなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/5a/5e79b85190b6c72d9aa236617668e0d3.jpg)
そこから、ひと登りで頂上着です。 祀られた石祠と、三角点がありました。
わずかですが八ヶ岳も望めます。
本日は、大型連休山行最終日。これから、家路へ向かう時間も必要なのです。
したがいまして、山頂で早めの昼食となりました。
さあ、早々に帰還開始です。
復路は、星尾峠、荒船不動尊経由です。なんでも、出世不動尊であるとか? 真新しい御柱も建っておりました。
不動尊のトイレを拝借している隙に、だれだ? 私のザックに石を詰めるいたずらをしたのは!
責任者出て来いー!
最下点の滑津川まで、下ってきました。ここから内山峠駐車場までは、標高差200mを上り返さなければなりません。
R254をいったん横断しましたが、これは無意味でした。
だって内山峠への旧道分岐は、右方向なのですから。
ここから女史が鬼人のごとくスパートして、追いつくのがやっとだったけど、それって往時の脚力が復活した証かな?
女史を追いかけ、競歩のようなスピードで駐車場へ戻ってみたら、
ぎょえー! 駐車場に停められない車がざっと50台ほども・・・
あの事故で、知名度が上がったことが原因ですかね。
時刻はちょうど正午頃です。ドライブインでソフトクリームをいただきました。
遠くに先ほど登った荒船山が見えますが、お名残惜しゅうございますな。
それと、佐久へ向かう途中で車道上で見た、内山峡の奇岩は一見の価値ありかもです。
GPSログはこちら