山風景とデジタルコラボ+α                                   

コンテンツ作製のため、山風景等を素材にして様々な試みを綴ってみます。

秋葉山から火事(その5) 昭和十八年三月十三日

2014年09月08日 | 歴史ネタ
さてさて、次の行の読み解きに進みましょう!

「その翌昭和十八年三月十三日、如何なる禍事ならむ磐田郡龍山村雲折の峯(峰)之澤鉱山よりの失火に端を発せし山火事の類焼に遭い、御神殿悉く烏有に帰せり」

この禍による消火活動に従事した方からの聞き取りを記録した書物があるようですが、現時点で未確認です。
このことについての詳しいサイトがありますので、無断リンクを貼らせていただきます。

その1
その2
その3
その4
その5
その6

峰之澤鉱山は、日本鉱業系列の鉱山でした。
そうなんです。
我が家附近にも戦後まで同系列鉱山が稼動していた時期があり、秋葉山同様戦時中に鉱山施設の「用度」から失火し、危うく我が家までもが類焼の憂き目に遭いそこねるといった過去があったのでした。

話を秋葉山火災に戻しましょう。

戦艦大和が絶対に沈まない、いわゆる「浮沈伝説」と同様に、あっけなく類焼により秋葉社殿は灰燼に帰してしまいます。

火災から5年後(昭和23年)の秋葉社附近の航空写真です。


これをご覧いただければ、神社附近の消失範囲がおおよそお分かりいただけるでしょう。

画像処理を駆使すれば、


さらに、鮮明なものとなりますね。

おさらいその6に続く