玉野の1枚

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手話言語条例推進委員会主催による議員研修会

2020年08月17日 15時52分01秒 | 
2017年9月議会において、手話言語条例が可決承認された。この条例は、岡山県で2番目に成立した。
基本理念に書かれている「手話はろう者の言語」であることを市民に理解してもらう。
そのため、市民の代表である市議会議員各位に、ろう者の生の声を、ろう者自らが自分の言葉(手話)で手話の必要性並びに、実情を語った。

市議会議長による挨拶


Hさん男性 ろう学校では授業中手話を禁止されていた。こっそりと手話を使っていたところ見つかり、手を叩かれたりした。

Yさん男性 12歳の時ろう学校の寄宿舎が火災で全焼した。寄宿舎には盲の生徒も同居していた。 午前2時過ぎに火災が発生し、太鼓で知らせたが、盲の人は音に気付き全員逃れた。しかし、耳が聞こえないろう者16名は逃げ遅れ犠牲になった。

1999年には「手話通訳派遣事業」が始まった。
Sさん女性 私は、通訳派遣事業が始まっており、子供の参観日や、病院での通訳を依頼した。 そのため大変助かった。(ろう者の発表は全部で8名あった。)

質疑応答の中で、夜中に急に病気になった時「手話通訳派遣事業」で対応できるか?

答え:制度上は可能だが・・・聴覚障害者団体と手話サークル団体で、防災組織を立ち上げている。近くのサークル会員を頼ることも組織上できる。

こんな半日だったが、中身の濃い研修会だった。 今後も機会を見つけ、市民に手話はろう者の言語であることを、広めていきたい。
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