森かずとしのワイワイ談話室

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志賀原発直下断層問題全国ニュースに 佐藤栄佐久さん講演会・さよなら志賀原発意見交換で

2012-07-18 09:55:33 | 反原発・脱原発
 7月17日、17万人集会翌朝のビッグニュースは、志賀原発サイト直下に、活断層が走っている可能性高し! だった。地元紙はもちろん、全国紙各社が一面で報じた。この日に開催された原子力安全・保安院の専門部会での厳しい議論が、報道番組でも詳細に放映された。今泉委員が厳しい口調で、「よくこういうものが審査を通ったなと思う。シームS1は典型的な活断層だ。あきれてものが言えない」、「非常に無理がある。結論ありきに見える」、「特定の人だけに依存しているのではないか。誰が調査しているか、そういうことも公表すべき」と迫った。ご覧になった方も多いことだろう。
 その通りだ。調査を依頼したコンサルタントも原子力ムラに支配されているのは、周知の事実ではないか。

 昨日は、佐藤栄佐久さん講演会の呼びかけ人会議を行って、残り10日間の講演会参加働きかけについて行動確認したが、この志賀原発活断層問題が話題に上った。その後引き続いて、さよなら志賀原発実行委員会の今後のあり方を意見交換する会議となったが、能登原発差し止め訴訟(1号機)の段階から、生越証人を立てて、この断層と地震動の危険性を法廷で訴えた経過が振り返られた。私も、法廷傍聴や言語段階儀に参加していて、いわゆるSー1断層問題の指摘をよく記憶している。この法廷論争では、断層隠しとして、地層ボーリングサンプルの改ざん問題があったとされ、闇の中で安全性評価が押し切られていった。あれから二十年立って、真実を明らかにする大きなチャンスが巡ってきたのだ。全国の原発建設で、原発を建設するための地質・地盤調査が行われ、それを原子力安全・保安院、原子力安全委員会がお墨付きを与えてきた構造を白日の下にさらす必要がある。
 変動地形学という最新の知見が否定出来ない力を学会でもってきたことが背景にあるようだ。私も渡辺満久さんの講演を聴いた一人だ。真の科学とは何か、何のために誰のために存在するのかを痛切に感じる。

 先週も県に申し入れを行ったが、この活断層問題を不問にしてきた県の原子力環境安全管理協議会の責任を問わなければならないし、設置を決めた専門委員会の委員人選では、県民の安全を第一に厳しい検証する意思と能力を備えた研究者を選任するよう、強力に求めたい。その行動も協議された。この動向如何によっては、いよいよ、谷本県知事に対する県庁への直接的な抗議と要求運動を始めていかなければならないだろう。志賀のこの問題は、再稼働阻止から廃炉への、全国注視の大課題になっていく。

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