森かずとしのワイワイ談話室

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福島党首罷免 鳩は地に落ちた (5.30社民党連立離脱を受けて補筆)

2010-05-29 01:48:49 | これでいいのか金沢・日本そして世界
 普天間移設先を辺野古沖埋め立てという旧政権合意に回帰し、加えて徳之島、全国への訓練の分散移転を盛り込んだ最悪の日米共同宣言を先行させた鳩山首相。閣議決定への署名を拒んだ福島消費者・少子化担当大臣を罷免しました。沖縄県民の積年の思いと全国の米軍基地の整理縮小・撤去を求める平和勢力の側に立ちきった党首に、私は全面的に賛同します。
 一方の鳩は信用を失い、地に落ちました。
 沖縄で聞かれた「一体どこの総理大臣なのか」にすべてが言い表されています。アメリカだけのご機嫌を伺うまったくの従属外交を自ら旧政権から踏襲したのです。政権交代の実感ではなく、政権交代そのものが実態として存在していなかったと言うに等しい。
 30日、社民党は全国幹事長会議を開き、連立の存否を協議することになりました。石川からは、清水幹事長が出席すると思います。雨をしたたらせたあの普天間包囲はわずか二週間前でした。あの体感と記憶は、茨の道を行け!と私たちをさらに叱咤しているようです。社民党から次の大臣をお望みなら・・と鳩はうそぶきました。笑止千万!何をかいわんや!!連立存続の条件は崩壊した、これが私の認識です。石川県選挙区の西原候補予定者推薦問題でも、判断基準が浮上します。
 茨の道の先にある世界。それが第3の道としての東アジアの非核平和地帯創設と社会民主主義の世界であることを確信して、揺るぎない政治運動を続けていくことです。

ー以下 5.30補筆ー

 5月30日、福島党首の罷免を受けて、社民党の全国幹事長会議が招集されました。連立離脱が正式に決定した模様です。これで、辻元清美国土交通副大臣も辞表を提出しました。
 党首の発言が報じられています。「私は政治家としての言葉に責任を持ちたい。一貫して主張してきたことが実現できない内閣に、居座るわけにはいかない。」こんな趣旨です。また、富山県出身の又市征治副党首も、「連立云々言うならば、鳩山総理が辞職することが先だ」と参院選民主ぼろ負けと酷評したようです。
 連立政権を目指して総選挙を闘った三党の中で、社民党は最も遠い存在だったと思います。しかし、新自由主義からの決別という人々の切実な願いを引き取って、民主党は変化し、ともに征治を担えるという期待を持って、私も民主党公認選挙区候補の闘いに全霊を傾けました。その国会議員個人のことではありません。結果として民主党は、弱小社民党の集票力を利用し、最も譲れない普天間の課題で社民党を切り捨てたのです。
 「窮鼠猫をかむ」弱小社民党にも魂があります。鳩山氏は連立維持とか社民党から別人の入閣希望があれば考慮したいとか言い放ちました。何という無神経。馬鹿にするにもほどがあります。全国幹事長会議での連立離脱は当然の判断です。野党に戻って、初志貫徹、がんばり抜くだけです。沖縄普天間基地問題は、日本の独立とアジアの平和共同体への重要な試金石になります。日本の人々よ目覚めよ!

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4 コメント

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最悪のシナリオ…。 (Isshin)
2010-05-29 14:14:00
多くの人が心配し、不安を抱きながら迎えた「5月末」…。考えられたいくつかのシナリオの中でも、最悪のものとなってしまったようです。福島社民党党首の言葉、その一貫して訴えられてきたこと、そして昨日の決断を支持したいと思います。
isshinnさんへ (森 かずとし)
2010-05-30 21:39:50
投稿ありがとうございます。私の思いは、ブログに補筆したとおりです。また、在野から訴え続けるだけです。まだ金沢ですか。
Unknown (Isshin)
2010-05-31 09:32:31
5月12日にマニラに戻りました。またいつかお会いしましょう。
質実剛健、この普天間基地移設問題だけでなく、社民党が各分野で一貫して訴え続けてきた姿勢は、連立政権を離脱したとしても、国民にも受け入れられることでしょう。
ご健闘をお祈りします。
Issshinさんへ (森 かずとし)
2010-06-03 02:24:22
 そうでしたか、マニラですね。ブログを拝見しました。フィリッピンの風物が美しい。カラオケとは素晴らしい。不屈のIsshinさんに励まされて、社民党は信じる道を貫くだけです。また、お会いしましょう!お元気で。

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