森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

雇用、雇用、雇用!

2009-07-03 08:11:58 | 議会活動
 これも一日遅れのブログです。6年間ほどハローワークに通い詰めているNさんの就労相談に生活支援課に同行しました。彼自身は還暦を超え、米寿に近づく母を単身で世話しながら、何とか仕事を見つけたいと日に複数回ハローワーク詣でをしているのです。「いつまでも兄弟の援助に頼るわけにもいかない。以前の職場で腰を痛め、最近は家事で屋根から落ちてかかとをひどく骨折した。自分にできる仕事は限られている。」というNさんの職探しは難航を極めています。就労相談員との面談によって、チャレンジすることになった求人先は、実は何度か面接に行ったことのある清掃関係事業所。帰りしなに控室に立ち寄ったNさんは私にそう報告し、それでも「行ってみるわ」と礼を言って階段を降りていきました。採用になることを祈るほかありません。

 そして、夜になり、派遣切りになり闘ってきたcirkeyから、彼の後輩が採用されていたIT関連会社から、三ヶ月の試用期間を過ぎて適性がないからと雇い止めの通告があったという相談がありました。法定14日間が過ぎているので、解雇通知後一ヶ月の賃金は出すと言っているようですが、解雇権乱用の疑いがある事件です。今研修先にいるこの青年は非常に取り乱し、混乱しているとのことで、直接対話してやって欲しいと依頼されました。
 
 人が働くことは、人間としての権利でしょう。少なくとも、創業者には、雇い人の暮らし、その家族に対する責任意識があったと言われます。これは社会全体の経営に関わる者の社会的責任です。でも、これが崩壊したのです。人を雇うことが雇う側の利益追求のみになってしまった。実際の失業状態は、数値で示される指標以上の深刻なものがあると実感します。新自由主義によるモラルハザードを議場で発言したら、自民席からわけのわからないヤジが飛んできましたが、まさに「政治の自己責任」を認識できない政治家は、人々の逆襲に遭遇するのではないでしょうか。
 総選挙へ風雲急を告げてきました。

 昨日は金沢開発協議会総会もありました。私は常任理事です。総会前の常任理事会で、総会に諮る2009年度要望事項について発言しました。それは、河川の管理についてです。
 浅野川は、昨年の水害によって河川堆積物の浚渫が始まっています。しかし、下流での堆積、犀川での中州の発達がすすんでいます。管理者である県は、現段階の浚渫の必要度をどのように判断しているのかということです。県の認識を本市都市整備局長は代弁しましたが、予算の拡充、途切れなき浚渫を強い姿勢で要請していかねばなりません。河川の流速で中州は適度に流されると局長は言いましたが、辰巳ダムの建設でその水量や勢いが危うくなるのではないですか。この矛盾もちくりと言っておきました。特に、都市型水害は山の奥からの水だけではなく、町中からの排水が大きいのです。堤防の整備を含めた河川の管理こそが寛容なのです。

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