森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

子どもたちやる!二つの公演

2012-03-25 01:15:06 | 文化芸術
 自立の道を模索する市民芸術村ドラマ工房「キッズ・クルー」第14回公演は、素晴らしかった。動物の食物連鎖の中で、食われる弱い立場のカエルのブンナが主役となって、人間・とんび・へび・ネズミ・カエルのいのちの連鎖を感情を移入させた深い表現で演じきった。見事だった。

 私も多少関わった存続問題について、毎日新聞の記事がある

ドラマ工房☆キッズ☆クルー:よかった、今年も公演 一時は解散寸前に--24・25日、金沢市民芸術村 /石川
 金沢市民芸術村(同市大和町)で活動する小中学生グループ「ドラマ工房☆キッズ☆クルー」の第14回公演「ブンナよ」が24、25の両日、同芸術村で開かれる。公演は毎年、同芸術村の主催で行ってきたが、財政難のため11年度からは経費を削減。グループ存続も危ぶまれたが、所属する子供たちが存続を望み、講師陣が継続を決めた。経費も保護者らが一部を負担して練習。子供たちは公演の日を心待ちにしている。

 グループは96年の同芸術村設立の当初から活動。現在は小4~中2の34人が所属。活動を通して人と互いに理解し合い、円滑な人間関係を築く力を養うことに目標を置く。年代の違う児童・生徒が集まり、鬼ごっこなどで遊んだり、演劇のトレーニングも行う。1年間の活動の集大成として毎年度末に演劇を公演している。

 10年度までは基本的に芸術村が経費を負担してきたが、厳しい財政事情から今年度は経費を削減。そのためグループの代表で、子供たちを指導している前佳澄さん(47)ら講師らは一度はグループの解散に傾いた。

 こうした動きに対し、子供たちは活動継続を講師陣に強く訴えたという。小学4年から所属している金沢市立泉中2年、村本ももかさん(14)は「活動は中2までなので、これが最後の舞台。どうしても続けたかった」と振り返る。グループに所属していた人たちの間に、存続を訴える署名活動を検討する動きもあったという。

 子供たちの申し出に講師陣は存続を決断。経費の一部を保護者らが負担し、公演にこぎつけた。今回の作品は、トノサマガエルのブンナが主人公。天敵のトビがエサを保存する木に迷い込み、そこで出会った生き物たちとの触れ合いを通し、生きる喜びを学ぶ。村本さんは「多くの人に見てもらい、一緒に命の重さを考えてほしい」と意気込む。前さんは「保護者の協力が得られ、継続できた。子供たちが真剣に取り組んできた成果を見てほしい」と話している。

 明日25日は、青少年が演じる金沢ティーンズミュージカルKTMの公演が控えている。この続きとして、また感想を伝えてみたい。 

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