森かずとしのワイワイ談話室

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深い感動を残して、JAZZS TREETから李光壽・民族音楽院帰国

2012-09-17 23:48:20 | 文化芸術
 強い台風が対馬沖を通過する中、危ぶまれた民族音楽院の帰国フライトが何とか無事行われたようだ。昨日16日夜の尾山神社境内特設ステージには、サムルノリの神髄に触れようと、金沢市内外の多くの市民が詰めかけた。

 チャンゴのみによる合奏「ソルチャンゴ」で幕が開き、李光壽院長のピナリの名人芸が、言葉の壁を越えて、魂を揺り動かした。三曲目は、李光壽が創作した四つの楽器で遊ぶ「サムルノリ」で締めくくられた。ステージの狭さという制約を考慮しての演目だった。しかし、座しての演奏は入魂の集中力は圧巻だった。動静が千変万化し、強烈なエネルギーを発散しながらも、揺らぎを感じさせるような柔らかさと包容力を宿している。初めて妙技を目の当たりにした聴衆には、幻想的な異次元空間を境内に見たことだろう。
 何度も言うが、彼らは金沢において特別なプラスαを発揮してきた。今回も同様に。尹奉吉義士の生地に生まれた李光壽の誇りと文化による平和創造、人々の平安に対する深い願いが、義士終焉の地で全開されるのだ。そして、義士の導きのようにして私たち出会い、真の友情を紡ぐのだ。ご来場頂いた皆様に深く感謝する。金沢市当局、実行委員会、そして献身的に支えて頂いたハンヌリ、鼓民、尹奉吉義士共の会会員、月進会日本支部の皆さんに御礼を申し上げる。

 次の機会はいつ訪れるか、つくり出すのか、そんなことを思い浮かべてしまう私だ。

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